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ウロボロスの波動 (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

林 譲治
早川書房
ISBN: 4152084308  紀伊國屋, Amazon, WebCat
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もつくん :  読み始めたところ。第1話「ウロボロスの波動」の冒頭で出てくるグレアム・チャップマン博士ってのこと?第2話のドラゴンスレイヤー号って、フォワードの「スタークエイク」(「竜の卵」の続編。これ絶版のなのか)に登場する船と同じ名前じゃん。同じ名前を使ってはいけないとは言わないけれど、避けて欲しかったなぁ。(2001年およびその続編以外にディスカバリーという名の宇宙船が登場するSFがあれば誰か教えてください。)
 林譲治は破綻のないように計算された世界、つまり関数的世界を構築した。その関数を用いて、さまざまな物理現象を矛盾することなく描写することができたが、残念ながら登場人物までが無矛盾性を有してしまった。そこがつまらない。いろいろな人物が登場するけれど、試しにAADDの人間は「AADD人」、地球の人間は「地球人」とすべて固有名詞を置き換えて読んでみて欲しい。そんなに違和感なく読めてしまうはず。
 世界観を優先するあまりパーソナリティがうやむやになってしまっているのが惜しい。
 
sho : 工学系ハードSF。セリフがいかにも日本のハードSFって感じでこなれていないとか、ガーディアンが目だってばっかりやんかとか、文句のいいたいところもあるが、けっこう楽しめた。
ただ、AADDのような形態の組織は現実に存在しうるかどうか疑問だなぁ……と読みながら思っていたんだが、よく考えてみるとGoogleって会社はこれに近いかもしれない。
他の本棚 もつくん, sho, km, 秘密

最終更新 : 2008-08-05 11:57:51 +0900
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