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雪舞い―橋廻り同心・平七郎控 (祥伝社文庫)
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著者: |
藤原 緋沙子 |
出版社: |
祥伝社 |
評価: |
○○○ |
カテゴリ: |
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コメント: |
とくに、これといってない。
でも、すなおに読めた。時代小説に親しんでいない自分がすなおに読めたってことは、結構すごいことなのでは。
「人情もの」だからなのか、藤原緋沙子さんがよいのかわからないが。(なんだかとっても偉そうだけど)
ほかのも読んでみよう。 |
関連本棚: |
たこ
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この町の誰かが (創元推理文庫)
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著者: |
ヒラリー ウォー |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
◎◎◎◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
いや、名作でしょう。
恩田陸さんがきっかけでこの本を手にとったけど、宮部みゆきさんの『理由』もこの本のスタイルを元にしたらしい。
ある町で、普通の女子高生がレイプされ、顔をハンマーでぐちゃぐちゃに殴られて殺された。犯人はこの町の誰か。お話はインタビューや証言で進められていく。
結局はそのお話を書いているのは犯人で、だからこそ最後まで犯人が出てこない(だって、いろんな人の話をまとめたりしているから)、緊迫感、小さな町の閉塞感、個人が持っていた毒が、殺人によっていろいろな方向から出てくる感じが、耐えられないくらいにおもしろい。ということで、耐えられなかった私は、先に犯人が誰か確認してから読んでしまった。それでもおもしろい。 |
関連本棚: |
たこ
優
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ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)
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著者: |
アンドレイ・クルコフ |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
◎◎◎◎◎ |
カテゴリ: |
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コメント: |
ファンタジーにカテゴライズしてしまったが、よかったんだろうか。おもしろかった。
タイトルにあるように、読んでいる間ずっと「憂鬱」な空気が流れているんだけど、全然気にならない。というか、その雰囲気にのまれてしまった。「物語」はロシア(だっけ?)のある売れない短編作家が、ゴーストで新聞の「死亡記事」を書くことになる、ことから始まる。短編作家は、動物園が飼えなくなったペンギンを引き取って、一緒に暮らしている。でもペンギンは不眠症で夜中にペタペタと台所を歩いていたりする。それは、ま、物語の本筋とはあまり関係ないのだが、主人公が書くことになった「死亡記事」はまだ生きている人について書くというもので、新聞社の編集長にいわれて書いた人が、次々と死んでいく…。ということで、サスペンス調もはいっていたりするんだけど、ここはあえて、「物語」性を買い、ファンタジーに入れてみた。 |
関連本棚: |
post
ゆか
뾹쳐
たこ
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saim
tokotierra
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Baghdad Cafe
ogijun
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ナナイロノコイ―恋愛小説
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著者: |
江國 香織 |
出版社: |
角川春樹事務所 |
評価: |
△△ |
カテゴリ: |
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コメント: |
アンソロジーって、本当に当たり外れがあるな、と実感した本。
当たり外れがこわくて、今まで購入したことはなかったが、ひょんなことから手に入り、読んでみました。
普段読まない人(唯川恵さんとか、谷村志穂とか、ミーヨンとか)の作品を読めて、きっと幸せなはずなのに。唯川さんの作品は私にとってあまりにしょぼくて、がっかりした。さらに「ミーヨン」(ってだれよ?と思いながら)にいたっては、読めませんでした。この本は、江國さんがはいっているから買った、という人が多いと思うけど、江國さんのも、あまりよくはなかった。あいかわらず、「なんだか煮え切らない」(きっと表現違うけど)みたいな雰囲気はあったけど。
よかったのは、井上荒野さん、谷村志穂さん・・・か?
この二人に免じて、△2つ。 |
関連本棚: |
おおいしさん
pippi
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えりぃ
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バーティミアスII ゴーレムの眼
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著者: |
ジョナサン・ストラウド |
出版社: |
理論社 |
評価: |
○○ |
カテゴリ: |
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コメント: |
んんん。前作に比べて、間のびした感じがなぁ。
あらたな強敵を迎えて、悪魔はより人間的になり、鼻につくガキはより悪魔的というか、より鼻につく感じになっていた。子どもの成長も面白いし、やな子どもなのに、不思議と嫌いになれないけど…。
肝心のお話部分が、どうなんでしょう。
登場人物が多くなってきたせいか、うまく前にころがっていく感じがしませんでした。 |
関連本棚: |
たこ
hama
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