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白花繚乱始末人 (ソノラマコミック文庫―始末人シリーズ)
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著者: |
明智 抄 |
出版社: |
朝日ソノラマ |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
すみません。私、明智抄さんの結構熱烈なファンをもうかれこれ10年以上(はなゆめ時代からだからきっともっとだ)続けていると自負しておりましたが……ずっと白花繚乱始末人を百花繚乱始末人、だと思っておりました……。うぅぅ、ネモフィラマクラータの白い花とかけてあったろうに、そのことに今日、たった今、気づきました。しかも百花繚乱を、ヒャッカリョウランと読むことも今知りました……「ビャッカリョウラン」ダト、ズット思ッテタヨ、ママン・・・。
……私、明智抄ファン失格ですか。はなゆめコミック殆ど初版で持っててもだめですか、キャプテン・コズミック(レア)も、パンドラ(かなりレア)も持っててもそうですか……うぅ、顔を洗って出直してきます。
ちなみにコミック未収録の呪いのミイラがついてます。明智さん、最高です。異常な精神状態を普通に扱う世界(どんなだ)を描かせたら、彼女は世界一です。ちなみに白雪幻想始末人(こ、これはあってるよな? 確認、確認)、私滅茶苦茶好きです。全編にわたる明智さんの書き文字が、かなり読みづらくてツボです(笑) ノケモノミチ、イイ。
読め。つか、迷わず買え。 |
関連本棚: |
とむ
yusasa
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絶対泣かない (角川文庫)
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著者: |
山本 文緒 |
出版社: |
角川書店(角川グループパブリッシング) |
評価: |
★★★★★ |
カテゴリ: |
恋愛
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コメント: |
うすっぺらい短編集ということもあって、あっというまに読了。本当山本文緒さんの文章はつるつるっと読めてしまう。いい意味でつっかかるところもなくて、これってやっぱりとても文章が上手ということなんだろうなぁ。
内容もひとつひとつがたまらない。小憎らしいくらいに上手い。こんな風に心に留め置くことが出来る短編を書くことが出来るって、本当に羨ましいことです。私は特にデパート店員の「今年はじめての半袖」が好きです。 |
関連本棚: |
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犬ぐらし (ジェッツコミックス)
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著者: |
遠藤 淑子 |
出版社: |
白泉社 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
今日書店に行ったら遠藤淑子さんの犬ぐらしがあった。遠藤さんのコミックはダイダイ大好きだけど、正直これはどうしたものかなぁ? と思っておったのですが、表紙の愛らしさについ購入。面白かったー。遠藤さんの生活パターンがなんとなくつかめるという利点もあり。 |
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とむ
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イカロスの誕生日 (ソノラマ文庫)
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著者: |
小川 一水 |
出版社: |
朝日ソノラマ |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
えーと、これはライトノベルでいいんですよね。ソノラマ文庫。ラノベにしては案外と面白く読み通すことが出来ました。とはいっても私、ラノベと普通の小説の区別というのがどこにあるのか、今ひとつ判らないんですけれども。
面白いんです。これだけ面白いのに、とても物足りなくて満足できないんです。あー勿体無い〜。って感じるんですよねぇ。んで色々考えて、これは結局「予想外な展開」という要素がたりないのかなぁ? と思えてくる。つまり面白いのに「そんなまさかーっ!」って読者に思わせるものがイマヒトツない、ってことなんですけど。別に盛り上がりに欠けるという訳ではないのに、息を飲む展開というものは確かになかったよなぁ。これは構成が悪いのか、文章が今一歩なのか。うーん……。
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関連本棚: |
とむ
鍛鉄
YOROKOBI
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著者: |
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出版社: |
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評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
この浅暮さんはコピーライター畑出身ということで、読んでて文章がストン、と入ってくる作家さんです。小説読んでて、内容はいいんだけど文章がひっかかる……というのは面倒なんですよね。そのたびに素に戻ってしまうから。けれどもそんな煩わしさを感じることなく、さらさらと読んでしまいました。嘘猫。浅暮さんの20年ほど前の体験を語った、猫好きにはたまらない、そしてちょっとしんみりするお話。
表紙もたまらなく好きです。 |
関連本棚: |
とむ
LARGO
青月にじむ
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間抜けには向かない職業 (バーズコミックス ガールズコレクション)
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著者: |
雁 須磨子 |
出版社: |
幻冬舎 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
女には向かない職業というと、P・D・ジェイムズな訳ですが、雁須磨子が探偵モノをかくとこうなるという感じで。てか、これ、探偵モノにカウントしては……いかんだろう、やはり、うん。
主人公の無職の八目田はひょんなことから探偵事務所に勤め出す。先輩や社長にこき使われながらも、色々な経験をつみ、いっぱしの探偵に……なれば普通の探偵モノなんだけど、この八目田が本当無能なんだわ。人がいいだけの無能モノ。そんな人物が憧れだけで探偵事務所に勤め出すとこうなってしまう、というお話です。しかし、渋谷さんは後味悪いぞ。いいのか、あーいう終わり方で。
惜しむらくは、雁さん、相変わらずネーム下手、なんだなぁ。下手というか独特に判りづらいというか。キャラクターの書き分けもイマイチできてないっぽぃので、三話の女子高生と4話の伊万里は、記号論的にはあれ、同一キャラクターだよぉ〜。 んで、『浮気調査2000』の最後の女子高生は、あれ、三話の女の子なんですか?? 判らんー。多分そうだと思うんだけどー。てか、単に私が無能なのか? そうなのか?(-"-;
作品自体はちと古く、絵もどいつもこいつもとあまり変わってないので見やすかったです。んで、色々文句言いましたけど、久々の雁作品よかったですよー。ファミリーレストランも買おうかなぁ、やっぱり。 |
関連本棚: |
とむ
アラヲ
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教科書でおぼえた名詩 (文春文庫PLUS)
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著者: |
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出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
単行本を図書館で借りて読んでまして。でも吉野弘のIwasBornが入ってないのはやはり不満だー。それでも、やっぱり最低限知っているべき詩が沢山載ってるのは嬉しい。どれもこれもどこかで読んだことのある詩で、それで昔は感じることができなかった何かを掴み取ることが出来て、己の愚かさを本当に呪いたくなって……。でも表紙はちといただけないなぁ。 |
関連本棚: |
とむ
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ファミリーレストラン (F×COMICS)
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著者: |
雁 須磨子 |
出版社: |
太田出版 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
雁さんって、ある意味読者の読解力を過信した人だよなぁ……って時々思う。不親切なネームというか、ある意味突き放したコマ割りというか。もうちょっと丁寧に書いてくれたら読むのが楽かなぁって思うんだけれども、けれどもあの突き放し方が既に快感になってて私みたいなファンを産んでいるのかなぁ、なんて時々思う。
にしても主役の羽柴さんの常識人ッぷりと、それでいて鈍感なところが非常に好ましいというか、名無しのコックさんの可愛いっぷりも好き。 |
関連本棚: |
とむ
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人面町四丁目 (角川ホラー文庫)
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著者: |
北野 勇作 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
途中まで読んで、そこで置いておいたんですけど、昨日ようやく読了。つか、だからホラーは苦手なんだってば! もっとも北野勇作さんの怖さは、普通にある何かが出てきて「ギャー」的な怖さではないんですけど。モダンホラーよりある意味すごいっすよね。ナニが怖いんだか判らないのが怖いってのが。淡々とした日常の描写が、どこからかそこに潜む非日常性があらわになってきて……というのはパターン的にもよくあると思うんですけど、北野勇作さんの場合は、最初っから最後まで徹底して「なんだか」不気味。なんだか異常。そぃで出てくる主人公は「異常なんだけど……ま、いっか」で終わってしまう。これがまたたまらなく不気味。ホラーとして読んでたら「物足りん!」って方はいらっしゃるかもしれませんが、しかし北野勇作ワールドが好きな方にはたまんねぇっすよね。私にはこれっくらいのホラー加減でも充分でしたけど(-"-;
レプリカメ・ラブ。
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関連本棚: |
とむ
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プラナリア (文春文庫)
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著者: |
山本 文緒 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
恋愛
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コメント: |
帯の通り直木賞受賞作のプラナリアが表題作。
救いのないお話の中、ラストがあいあるあしたで良かった……。いや、救いがない訳ではないんだけど、誰かが読んでて疲れる、と言ってたそのまんま、ですか。主人公がみんな自暴自棄で、自暴自棄なのが悪いと言ってるわけじゃないんだけど、自暴自棄でいることをある意味自慢してるというか、それが鼻につくというか。うーん。山本文緒の後味の悪さははまると思ってたけど、それがファーストプライオリティとか、プラナリアとか読んでると、いらいらするようになってきたなぁ。あいあるあしたは、ハッピーエンドで、主人公の男の人は過去ある人だけど結局愛されてて、読んでて幸せかつほのがゆい思いを味わうことができたんだけど……こういうのをもっと書いてくれないですかね。陰鬱なだけがいいとは思わないんですけどねぇ。
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連続恋愛劇場 (ダイヤモンドコミックス)
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著者: |
雁 須磨子 |
出版社: |
松文館 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
内容はかなりエロ入ってます。しかし、雁さんの描く乳は絶品です。やわらかいです。思わず触りたくなります。えー、ごほんごほん。
中には描写がどうもリアルすぎて、お食事時にはあまり読めないものがあったりします(そもそも飯時にマンガ読むなって(笑))、小仏さんとまりシリーズは仲々好ましいです。しかしね、この手のマンガって、1作ごとに遊びページ(余白)作れないかな。前が終わったとはっきり判らないうちに次のが始まってるからどうも読んでて戸惑うというか。「おわり」の文字小さいし、キャラクターのかきわけは、雁さんイマイチ、アレだし……。
しかし、この手の雰囲気でどいつもこいつもの二人を今書いたら……それはそれでかなりそそるものがあるなぁ。むしろ読みたいぞ、と(笑)
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とむ
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旅立つ船 (創元SF文庫―「歌う船」シリーズ)
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著者: |
アン マキャフリー, マーセデス ラッキー |
出版社: |
東京創元社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
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コメント: |
アン・マキャフリーの名高い歌う船シリーズ2巻。1巻を読んだのがえぇと、多分一年以上前だから大部間があきました。読んでる人のレビューをいくつか見てると、シリーズ中イチオシ!って書いてあって、結構期待して読んだんですけど……そうだなぁ、私は1作目のほうが好きかなぁ、なんて思ったりして。なにせ読んだのが一年以上前なんで具体的な内容は忘れてますけど、2巻は……うーん、あまりにも少女漫画的展開、っていうのかなぁ。あそこまで見事にめでたし、めでたし、ってされてしまうと、読んでる方としてはいささか引いてしまうというか……いや、面白かったですけど、シリーズ中2巻目にしてあーいう終わり方してしまうと、そもそも殻人としてのシリーズの意味がないじゃん?とか思ってしまったりして。考古学的なお話もなんていうのか「専門的なスタッフが突き止められなかったことを主人公が幸運的なひらめきで解決してしまいました」というのでは、お話としてちと……ちと、ねぇ。判りやすいお話なので、中学生・高校生のそれも女の子にはいいかもしれません。少女趣味スペオペというジャンルがあったら秀作だと思います。いや、全然けなしてないよー。ただ、私が求めるものとは少し違ったなって思うだけで。さっき言ったとおり、女子中学生とかのスペオペ入門書にするには最適かも、と思います。 |
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