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(202/207)冊
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Pirate Latitudes
Pirate Latitudes
著者: Michael Crichton
出版社: Harper Collins USA
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  舞台は、1665年のアメリカ領のジャマイカです。ジャマイカの船長のHunterは、難攻不落のスペイン領にある財宝を積んだ船を奪う計画を立てました。知り合いの散髪屋、手榴弾を作ったユダヤ人、殺し屋のフランス人や男勝りの女性などを引き連れて、Hanterは航海に乗り出しました。   Hanterが乗り込んだスペイン領の島では幾多の困難が待ち受けていました。読んでると、何か、映画"Pirates Of Caribbean"を思い出したりしました。  この本はCrichtonに良くあるテクノ・スリラーでなく、冒険談でした。このPB、少し文字が読みにくいと船に関する用語や1600年代の時代がかった言葉も結構難しかったのですが、終わりの方は一気に読めました。
関連本棚: ジェミニ
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新十八史略〈1〉王道・覇道の巻
新十八史略〈1〉王道・覇道の巻
著者: 駒田 信二, 稲田 孝, 立間 祥介, 野口 定男, 常石 茂, 村松 暎, 後藤 基巳
出版社: 河出書房新社
評価: 5
カテゴリ:
コメント:  学生時代にこのシリーズ6巻を文庫本で読んだことがあります。歴史は不得意だったのですが、この本では中国の歴史が物語のようで楽しく読むことができました。  残念ながら、引っ越しを何回かするうちにこのシリーズを捨ててしまいましたが、最近、また、読んでみたくなって、先日、古本で手に入れました。今回は、単行本です。  第1巻では、中国の伝説の時代から夏、殷、周、春秋時代までが描かれています。 悪女をめとって、ふぬけになる王、戦に勝って慢心して、後ほど、宿敵に滅ぼされる諸侯など、いろいろな面白いエピソードが物語として楽しむことができます。酒池肉林や高校の漢文に出てきた臥薪嘗胆などの由来も分かります。
関連本棚: ジェミニ nobuo_o
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無限のなかの数学 (岩波新書)
無限のなかの数学 (岩波新書)
著者: 志賀 浩二
出版社: 岩波書店
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  高校時代に、ニュートンは円周率πを無限級数で表す公式を導いたという話を聞いたことがあります。あの頃、どのようにしてそんな式ができたのかはまったく分かりませんでした。この本を読んでみると、どのようにしてこの式が導かれたかがよく分かります。  三角関数の公式についても、図形を用いて丁寧に解説されています。 あの有名なオイラーの公式 e^ix=cos(x)+i・sin(x)の導き方も載っており、びっくりしました。なお、ここで、^は、べき乗を示しています。  しかし、残念なことに一番知りたかったカントールの無限に関する説明はあまり良く分かりませんでした。大体、高校数学の知識があれば読み進むことができると思います。  学生時代に読んだ遠山啓さんの「数学入門」なども再読してみたくなりました。
関連本棚: ken-1 soutaro 京大生協: 新入生に薦める50冊の本 ジェミニ ogijun
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Rich Dad Poor Dad: What the Rich Teach Their Kids About Money-That the Poor and the Middle Class Do Not!
Rich Dad Poor Dad: What the Rich Teach Their Kids About Money-That the Poor and the Middle Class Do Not!
著者: Robert T. Kiyosaki
出版社: Business Plus
評価: 4
カテゴリ: NF
コメント:  株式投資や不動産による不労所得を得るには、Liabilitiesでなく、Assetsを増やす必要があるとのことです。 普通の人は、欲しい物を手に入れるお金のために懸命に働く。一方、金持ちは、自分のために働く資産がある。  そのためには、ローンなどの返済のための支出を減らし、金を生むための株式や不動産に投資して、それで生じた利益で欲しい物を買うようにすれば良いとのことです。  学校では、このようなお金の使い方を教えることはないとのことです。  投資はリスクがつきものですが、リスクはより大きな成功の養分と著者はリスクを負うことを勧めており、リスクを負わない者は臆病者だと、この本では呼ばれています。  しかし、この本を読んだだけでは、なかなか、リスクを負うまでの気にはなりませんが、この本で紹介されたCASHFLOWというボードゲームを実践している所はいくつかあるようです。
関連本棚: ジェミニ
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「見えない資産」の大国・日本 中国、アメリカにはない強みとは
「見えない資産」の大国・日本 中国、アメリカにはない強みとは
著者: 日下 公人, 大塚 文雄, R・モース
出版社: 祥伝社
評価: 5
カテゴリ:
コメント:  大塚文雄さん、R. モースさん、日下公人さん共著の「「見えない資産」の大国・日本」を読みました。  最近の日本は元気がないようですが、日本には中国やアメリカにない見えない資産がたくさんあります。  この本では、インタンジブルという言葉で表現されていますが、このインタンジブルとは資金や土地などのように、バランスシート上の目に見える資産でなく、理念や文化やノウハウ、習慣などの目に見えない物を指します。  アメリカなどは、目に見える資産を重視した経営を行っていますが、日本は従来、儲けのみでなく企業理念などを大切に、経営を行ってきた歴史があります。  たとえば、マニュアルは、アメリカでは、誰が処理しても同等の品質となるよう、トップダウンで、従業員に守らせるものとして使われています。  ところが、日本では、マニュアルができたら、社員も日々の業務で工夫した物を付け加えて、よりよい物に皆で協力してバージョンアップしていきますので、方向がアメリカと逆のボトムアップです。  今後の日本は、エネルギー、環境、健康などの分野で、細かいところに気がつく高品質の製品作りが大切なようです。  いくら、ITが発達しても、やはり、日本的な現場主義は大切なようです。ITは、社内サーバーに蓄積した過去のノウハウを書類でなく、社内サーバーに電子的に保存して、Googleのように、何かあったときに検索するのが、お勧めの方法のようです。  この本のスタイルは、各章ごとに日下公人さんの文章で始まって、途中から大塚文雄さんとR.モースさんとの3名の対談があり、章の終わりには、日下さんの締めの文章で終わるというスタイルなので、読みやすく、テレビの対談番組のように気軽に読むことができます。
関連本棚: ジェミニ
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味方をふやす技術―[よのなか]の歩き方〈3〉   ちくま文庫
味方をふやす技術―[よのなか]の歩き方〈3〉 ちくま文庫
著者: 藤原 和博
出版社: 筑摩書房
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  藤原和博さんの「味方をふやす技術」を読みました。  藤原さんは、NHK教育テレビの「人間力養成術」という番組に、昨年7月に出演されていました。その番組で、藤原さんはちょうどリクルート事件の時、リクルート社にいて、そのときに「会社の看板に頼らず、やっている仕事の中味で営業しようと心がけた。」とおっしゃっています。  この本では、見知らぬ人と話すときに、猫をかぶって強く見せるより、自分の失敗談を話した方が相手の印象に残りやすいという「マイナスイオンの法則」など、常識はずれの面白い話題が載っています。  また、著者によれば、この本は「[よのなか]の歩き方」シリーズという3部作の一つと言うことですが、他の2冊も、ぜひ読んでみたいと思いました。
関連本棚: yuco nyarl たかや ジェミニ ogijun
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The Girl Who Kicked the Hornets Nest
The Girl Who Kicked the Hornets Nest
著者: Stieg Larsson
出版社: Quercus Publishing Plc
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  前作の"The Girl Who Played With Fire"で危機的な状況となったSalanderは、病院で手術を受け、快方に向かいます。一方、同じ病院に、Salanderに危害を加えた Zalachenkoもかくまわれます。  一方、スウェーデンの秘密警察の"The Section"は、国家安全保障の観点からZalachenkoの秘密が世に出ないように、いろいろと隠蔽工作を裏で行います。  そして、雑誌MillenniumのBlomkvist達は、Salanderの無実を信じて、秘密警察の腐敗を暴いた記事をMillenniumに掲載する計画を立てます。  後半の Salanderが精神的に異常をきたしており、いろいろと犯罪を犯したということで、裁判が行われますが、このあたりは、すごく面白かったです。  結構、難しい単語も出てきますが、ストーリーはなんとか追う事ができました。
関連本棚: ジェミニ
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The Cinema (Oxford Bookworms: Factfiles)
The Cinema (Oxford Bookworms: Factfiles)
著者: John Escott
出版社: Oxford Univ Pr (Sd)
評価: B
カテゴリ:
コメント: 映画の発明の過程から、無声映画から、トーキーで声が出るようになったり、モノクロからカラー映画へと進化した過程についてざっと解説しています。  もちろん、俳優の話やハリウッドの興り、アニメや特撮、映画にかかわる職業の説明など、興味深く読めました。薄い本ですが、字は結構細かく、写真が多いので、雑誌を読んでいるようでした。
関連本棚: ジェミニ すなみ
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Sphere
Sphere
著者: Michael Crichton
出版社: Ballantine Books
評価: 3
カテゴリ:
コメント:  南太平洋の海底に沈んでいる謎の球体を調査するため、アメリカ本土から宇宙学者、数学者、生物学者などの科学者が集められます。理系の学者が多い中で、唯一、主人公のNormanだけは心理学者です。  謎の球体を調査するうちに、海底基地ではいろいろな事件、事故が発生します。  科学的な話としては、ブラック・ホールや海底生物、心理学などの話題が出てきます。自分にとって今回のCrichtonは、中盤まで話の展開が遅いようで、少し、読みにくかったです。
関連本棚: ぷー ジェミニ
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「できない」を「できる!」に変える
「できない」を「できる!」に変える
著者: 木村俊昭
出版社: 実務教育出版
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  この本の著者の木村俊昭さんは、小樽市で市役所の職員として、小樽を活性化させるために、いろいろな企画を発案され、実行されたアイディアマンです。その手腕を買われ、現在は、農水省の企画官として、全国を飛び回って、地域の活性化に取り組んでいらっしゃいます。  この本には、そんな木村さんの「楽しさ」を作り出すノウハウが詰まっています。今、閉塞感を感じているとき、どうすれば、皆でわいわいと楽しく活動できるかのヒントがあるかもしれません。
関連本棚: ジェミニ
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「縮み」志向の日本人 (講談社学術文庫)
「縮み」志向の日本人 (講談社学術文庫)
著者: 李 御寧
出版社: 講談社
評価: 5
カテゴリ:
コメント:  著者は、韓国人で、日本文化に造詣が深く、韓国の大学教授のときにこの本を日本語で書かれたようです。  表紙にもある扇子ですが、ウチワが中国や韓国から日本に来ると、折り畳み式の扇子となり、持ち運びに便利な物となりました。そして、その扇子は、中国、西洋諸国に逆に輸出されるようになります。  日本人の縮み志向は、物だけでなく、日本語の文法にも表れています。石川啄木の有名な短歌「東海の小島の磯の白砂にわれ泣きぬれて蟹とたはむる」では、助詞の「の」が三重に重なって、遠方の「東海の」から近くの「白砂」まで、ズームアップする効果を出しています。韓国語は日本語と同じ語順で文法的にもよく似ていると言われていますが、「の」が重複する啄木の短歌を韓国語に訳すことはできないとのことです。  他にも、日本人の縮み志向を6タイプに分類したり、古来の日本文化である枯山水や現代のロボットなどさまざまな日本文化に関して、「縮み」という観点から説明されています。  この本が書かれたのは、1982年と日本がバブル経済に突入する少し前で、当時はどんどん発展しつつある日本でしたが、今、読み返してみると、著者は私たちに、日本人は拡大志向は向かないとアドバイスをされているように思えました。  今まで、何冊かの日本人論を読みましたが、この本は、「縮み」というキーワードで、すっきりと日本人を説明されていますので、日本人論・日本文化に関心のある方にお勧めです。
関連本棚: Leiko ジェミニ nobuo_o
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The Girl Who Played with Fire (Millennium Trilogy)
The Girl Who Played with Fire (Millennium Trilogy)
著者: Stieg Larsson
出版社: Quercus Publishing Plc
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  前作の"The Girl With The Dragon Tatoo"で、天才的なハッカーとして登場したSalanderですが、調査も終え、海外を旅していました。旅の途中で買った数学の本にSalenderは夢中になりました。特にフェルマーの最終定理に。  一方、ロシアや東欧諸国から少女達が、身売りに来ているという実態を調査しているジャーナリストSwenssonが、雑誌Millenniumで特集記事を書くことになりました。Swenssonはこの雑誌記事とは別に単行本も書く予定となっていました。これには身売りした少女達と関係した男達が、実名で掲載される予定でした。彼らは公務員、警察、弁護士、ジャーナリストなどで、実名出版されることを恐れていました。また、Swenssonのガール・フレンドMiaは、この身売りをテーマにドクター論文を書く予定となっていました。  記事の取材も順調に進み最終段階にさしかかったところで、SwenssonとMiaが何者かに殺害されました。また、Salanderの保護人となっていた弁護士Bjurmanも同じ頃に殺害されました。  警察は、初期の捜査で得られた状況証拠から、Salanderがこの3つの殺人事件の容疑者として、捜査を進めました。  MillennuimのBlomkvist達は、Salanderでなく、SwenssonとMiaが調査したため、実名で掲載される予定の男たちの仕業でないかと、Millennuimとして、会社を挙げて独自に調査を始めました。  途中、Salanderは、ほとんど登場してきませんが、後半は、Salenderの少女時代の謎の事件が明るみになり、終盤はあっと驚く結末となります。しかも、物語が途中で終わっているので、どうしても、次作の"The Girl Who Kicked the Hornets' Nest"を読みたくなります。  この作品は、前作に比べ、最初から話の展開も早く、後半は一気に読むことができました。
関連本棚: ジェミニ
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不幸な国の幸福論 (集英社新書 522C)
不幸な国の幸福論 (集英社新書 522C)
著者: 加賀 乙彦
出版社: 集英社
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  日本人は、他の人と同じ考えでないと不安なようですが、一方、フランス人は他の人と同じことを恐れるようです。  日本は、戦後、驚異的な経済成長を遂げました。日本人が豊かになるにつれ、次々に「三種の神器」、「3C」などのキャッチフレーズで物欲をあおられてきました。  現在、日本は数々の物であふれかえっていますが、自殺率が高かったり、高ストレス社会になっているようです。人から、何かをしてもらうより、人に何か喜ぶことをしてあげることが、幸福につながるのかもしれません。
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Hunters of the Dusk (The Saga of Darren Shan)
Hunters of the Dusk (The Saga of Darren Shan)
著者: Darren Shan
出版社: HarperCollins Children's Books
評価: 3
カテゴリ:
コメント:  今回は、宿敵のVampanezeをやつけるため、プリンスのDarren Shanと、Mr. CrepsleyとHarkatは、バンパイヤ・マウンテンを後にして、謎の魔女Evannaに会いに行きます。途中、バンパイヤ・プリンスの Vanchaと合流し、一行はDarren達にとって懐かしい"Cirque Du Freak"へと向かいます。  そこでは、サーカスの懐かしい人々との喜ばしい再会もありましたが、Darren達には危機が迫っていました。  この巻では、Darrenが少年から大人へ変わる過程が少し描かれています。   1年半振りにこのシリーズを読んだのですが、やはり、自分にとっては、なぜか、大人向けのPBより読みにくいと感じました。ストーリーがだんだんと自分の好みでなくなってきたり、ファンタジーのため、日常生活に出てこないものがあったり、登場人物の名前が覚えにくいためかもしれません。
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フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略
著者: クリス・アンダーソン
出版社: 日本放送出版協会
評価: 5
カテゴリ:
コメント:  著者は、Wiredというパソコンやネットによる新しいライフスタイルを提案する雑誌の編集長を務めています。アンダーソンは、ロング・テールという言葉を広めた人でもあります。ロング・テールとはアマゾンなどのように売れる書籍のみでなく、これまでほとんど売れなかった書籍も、ウェブの力で売り上げが伸びる現象です。  この本で、著者はネットの普及により、デジタルなものは、不正コピー防止やいろいろな対抗策を取っても、価格はどんどん無料へと突き進んでいくという現象を説明しています。  コンピュータの情報処理能力の向上と低価格化、ハード・ディスク、通信網の大容量化により、デジタル・コンテンツの価格は、ネット時代の万有引力の法則により、無料化へとどんどん突き進む傾向にあるとのことです。  今後、デジタル化できないモノ、たとえば、ライブなどのその場で楽しむモノなど、すなわち、コピーしにくいモノがますます、脚光を浴びることになりそうです。  久しぶりに面白いビジネス書を読みました。ネットワークを活用した今後成長するであろうビジネスがいろいろと取り上げられていますので、Googleなど無料のネットビジネスに関心のある方にお勧めです。
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The Girl with the Dragon Tattoo
The Girl with the Dragon Tattoo
著者: Stieg Larsson
出版社: Quercus Publishing Plc
評価: 4
カテゴリ:
コメント:  企業の不正を暴く記事を雑誌に書いたジャーナリストMikaelは、相手先から告訴されることに。そして、スウェーデンの大企業の会長Henrik Vangerから、30年以上前に失踪した甥の娘の行方を調査してもらいたいとの依頼を受けます。  スウェーデンが舞台で、地名などはほとんど記憶に残りませんでした。人名も慣れていなくてちょっと手こずりました。前半、Vanger家のいろいろな人が登場しますので、途中の家系図に付せんを貼って、時々見返すと読みやすいことと思います。  前半は、各人物描写に結構ページが割かれていますが、後半は、いろいろと謎解きや事件が起こり、物語の展開が早くなります。スウェーデン語からの翻訳なので、英語でも読みやすいとのことでしたが、ところどころ、難しい単語も出てきますので、私としてはそんなに読みやすいモノではありませんでした。  この本、名門家系のどろどろとした歴史的な話が出てくるところは、日本の推理作家の横溝正史の本を思い出させます。
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Kane and Abel
Kane and Abel
著者: Jeffrey Archer
出版社: Pan Books
評価: 5
カテゴリ:
コメント:  1906年の同じ日に、ポーランドの貧しい村の川のほとりで、ある女の人が男の赤ちゃんを生んだ後、死んでしまいます。その赤ちゃんlは、貧しい家に拾われ、Wladekと名付けられて育てられることとなります。  一方、Kaneは、アメリカの裕福な銀行員の家庭に生まれ、何不自由なく育てられます。   Wladekは、戦争により、家族を失い、大変な苦労をしたうえで、アメリカに渡り、Abelと改名しました。一方、Kaneは順調にエリート銀行員への道を歩み始めます。別々の世界の二人が事態に接点を持つこととなりますが、誤解などにより、二人の間にはいろいろとトラブルが起こります。  第一次大戦前から第二次大戦後までの時代背景の中で、移民として蔑まれたりしながらも、大変な努力をして、ホテル王に上り詰めるAbelと、エリートの家庭に生まれて、銀行で出世をとげるKaneとのお話は本当にスリリングで、話もテンポよく進みます。さすが、Archerの代表作です。一気に読めてしまいました。
関連本棚: ジェミニ
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Hot, Flat, and Crowded: Why We Need a Green Revolution - And How It Can Renew America (Large Print Press)
Hot, Flat, and Crowded: Why We Need a Green Revolution - And How It Can Renew America (Large Print Press)
著者: Thomas L. Friedman
出版社: Large Print Pr
評価: 4
カテゴリ: NF
コメント:  タイトルの意味ですが、Hotは、地球温暖化の事ます。次のFlatは、この方の"The World Is Flat"に由来しており、インターネットやPCが整備され、かつ、グローバリゼーションが進み、先進国だけでなく、中国やインドなどの発展途上国も世界を相手に知的生産に携われる時代になってきている現象を指します。  最後のCrowdedは、中国やインドなどで、職を求めて地方から都市部への急激な人口移動が起こり、それに伴って、アメリカ並みの生活を目指す中産階級の人が増え、住宅、車、エネルギーなど各種物資の需要が大幅に増えることを指します。  地球温暖化、フラット化、中産階級の世界的な増加で、エネルギーの需給のアンバランス、石油支配者問題、気候変動、エネルギーの貧困化、生物多様化の喪失などが生じます。  Friedmanは、これらの問題の解決策として、アメリカが先頭に立って、IT(Information Technology)とET(Energy Technology)をミックスさせ、環境に配慮した行動を取ることを提案しています。  化石燃料から太陽光、風力などの自然エネルギーへの転換、電力線のスマートグリッド化、各家庭に電力を効率的に使うコントロールボックスの設置など、未来の生活が描かれています。  自分にとって、技術的な点については、面白く読めましたが、中東情勢などについては、疎いので辛かったです。また、この洋書はペーパーバック版ですが、ラージプリントで文字も大きく読みやすい体裁でした。
関連本棚: ジェミニ
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Abraham Lincoln (Dk Biography)
Abraham Lincoln (Dk Biography)
著者: Tanya Lee Stone
出版社: Dk Pub
評価: 3
カテゴリ:
コメント:  リンカーンは人種差別に反対したり、南北戦争を収めたりと偉大な政治家として、ちょっとは知っていましたが、この伝記でもう少し詳しくなれるかと思って読んでみました。  しかし、結構、難しく、内容は60%程度しか分からなかったようです。同じシリーズの"Marie Curieの場合は、結構すらすらと読めたのですが、どうも、自分はこの手の政治的なモノは不得意です。
関連本棚: ジェミニ
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Crayon Shinchan
Crayon Shinchan
著者: Yoshito Usui, Sahe Kawahara
出版社: ComicsOne Corporation
評価: A
カテゴリ:
コメント:  ご存じのように、しんちゃんとお父さん、お母さん、また、幼稚園の先生などを交えたドタバタコメディーです。  英語で読んで、これだけ笑うことができるものも、なかなか、ないような気がします。ちょっとお下品ですが、気分転換したいときにお勧めです。
関連本棚: ジェミニ
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