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幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
幸せになる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教えII
著者: 岸見 一郎, 古賀 史健
出版社: ダイヤモンド社
評価:
カテゴリ: 単行本
コメント: 今作は、前巻でアドラーの思想に感銘を受けた青年が、実生活で教えを実践しようとして失敗し、哲人を非難するところから始まる。前作の対話と今作出版までと3年という時間の設定が巧みで、読者の立場を想定して構成されているように思える。私は前作読了後すぐに本作を読んだが、実際に3年の月日を経て読んだ場合に、どのような思いを抱くのか気になるところだ。
関連本棚: トンクル eriko koshiro
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いぬやしき(7) (イブニングKC)
いぬやしき(7) (イブニングKC)
著者: 奥 浩哉
出版社: 講談社
評価:
カテゴリ:
コメント: 映画の1シーンのように引き込まれ、あっという間に読了した。3巻目の時とは印象が異なり、獅子神の暴走に呑まれて、ページを繰る手が加速した。ふと1巻目からのカバーを見ると、犬屋敷(白色)と獅子神(黒色)で交互に構成されていることに気づいた。このまま、宇宙人に改造された白と黒の二人の戦いで完結してほしい。(2016年9月18日読了)
関連本棚: トンクル
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いぬやしき(6) (イブニングKC)
いぬやしき(6) (イブニングKC)
著者: 奥 浩哉
出版社: 講談社
評価:
カテゴリ:
コメント: 何らかのきっかけで真相が当事者間から、第二者、家族に伝わった場合、彼らは見て見ぬ振りをするのか、関わろうとするのか。今まで獅子神の身内が巻き込まれる場面が多かったが、今巻では犬屋敷の家族も――なるほど、巻末での父娘との会話が4巻目のやりとりにつながるのか。(2016年9月18日読了)
関連本棚: トンクル
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いぬやしき(5) (イブニングKC)
いぬやしき(5) (イブニングKC)
著者: 奥 浩哉
出版社: 講談社
評価:
カテゴリ:
コメント: 今まで自分を中傷した相手に復讐(報復)したい、もしくは不幸になってほしいというやましい気持ちを抱いたことは少なからずある。ただ実際に、虚構の世界で、よくぞ描出してくれたと拍手を送りたい。エンターテイメントだ。虚構だけど、風景描写がリアルで、異質な雰囲気を醸し出している。獅子神が今まで行った殺戮の事実を消すことはできない。彼の揺り返しが怖い。(2016年9月18日読了)
関連本棚: トンクル
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亜人(6) (アフタヌーンKC)
亜人(6) (アフタヌーンKC)
著者: 桜井 画門
出版社: 講談社
評価:
カテゴリ:
コメント: 前巻を読んでから、かれこれ2年ぶりになる。永井圭と戸崎が手を組み、佐藤討伐への作戦が始まる――今まで謎に包まれていた下村泉の過去が明かされ、戸崎サイドに親近感が出てきた。2巻目以降、音沙汰がなかった海斗が登場した時には目を見張った。圭と海斗は離れていても、つながっている。亜人とIBMのつながり以上だと信じたい。(2016年9月16日読了)
関連本棚: トンクル
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嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
著者: 岸見 一郎
出版社: ダイヤモンド社
評価:
カテゴリ: 単行本
コメント: なぜ対話形式で構成されているのかと疑問に思ったが、古代ギリシアにおける哲学者ソクラテスの探究方法に倣っているからなのか。アドラーの思想の概説ではなく、哲人と青年の対話で構成されているからこそ、自分を青年と重ねて考え、鼻の内側がツンと痛くなるくらい、痛切に身に染みて感じた。同時に、胸がすっと楽になる感覚も覚えた。間違いなく、自分自身の在り方を考え直す1冊となった。(2016年9月15日読了)
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BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)
BRAIN VALLEY〈下〉 (角川文庫)
著者: 瀬名 秀明
出版社: 角川書店
評価:
カテゴリ:
コメント: 脳科学をとおして、神の存在を問う重厚な作品である。パラサイトイヴは終盤で主人公が悪戦苦闘したが、本作ではあるべき場所へ物語が収斂していく印象だった。上下巻で分冊になっているが、長さを感じさせない話の運びと、骨太の設定と考察で読み応えがあった。後読感は、幸せのひと言である。学生時代に読んでいたら、受ける印象や自身の考え方が変わっていたかもしれない作品かもしれない。(2016年8月16日読了)
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BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)
BRAIN VALLEY〈上〉 (角川文庫)
著者: 瀬名 秀明
出版社: 角川書店
評価:
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コメント: 誰も死後の記憶は分からない。だって、死んだことがないのだから。死生観を問おうとしても、空想の産物で終わってしまいそうだ。だが、もし記憶の中に、祖先から継がれてきた遺伝子の中に死後の記憶が刻まれているとしたら。臨死体験とアブダクション、てんかんといった脳障害が結びつけられ、科学的に解明されていく濃密な設定に引き込まれる。前作のパラサイトイヴとは研究対象は違うが、根底として流れるテーマは同じかもしれない。(2016年8月12日読了)
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト (竹書房文庫)
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト (竹書房文庫)
著者: テッド エリオット, 鈴木 玲子, ジェイ ウォルパート, テリー ロッシオ
出版社: 竹書房
評価:
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コメント: 前作よりもページ数が増え、読み応えがあった。ただ前作同様に、映画本編のおさらいの印象を拭えない。著者は映画を観て話を書き起こしたのか、それとも脚本を下地にして執筆していったのだろうか。解説の中で、フライング・ダッチマン号のもととなった伝説からクラーケンにつなげるくだりはうまいと唸った。(2016年7月30日読了)
関連本棚: トンクル
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パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (竹書房文庫―ディズニー・ライヴ・アクション・フィルムズ)
パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち (竹書房文庫―ディズニー・ライヴ・アクション・フィルムズ)
著者: テッド エリオット, ジェイ ウォルパート, テリー ロッシオ, 鈴木 玲子
出版社: 竹書房
評価:
カテゴリ:
コメント: かれこれ第1作目を見たのは、何年も前になる。映画をそのまま文章化したという印象で、原作の復習になったものの、真新しさを感じなかった。ノベライズ版から入ると、映像で人物や戦闘描写が補完されないため、イメージし辛い部分がある気がした。エンドロール後のおまけシーンも余さずノベライズされている点は、好印象である。(2016年7月22日読了)
関連本棚: トンクル
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パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)
パラサイト・イヴ (角川ホラー文庫)
著者: 瀬名 秀明
出版社: 角川書店
評価:
カテゴリ:
コメント: 二十年前に本作品が衝撃的だった理由が手に取って分かった。生化学の専門的な知識はないが、読んでいて、凄まじいエネルギーを感じた。得体の知れない生命が従来の生命を脅かすシナリオはSFにおいては珍しくないのだろうが、著者の専攻を生かした膨大な知識によって裏付けされている(巻末に論文等の参考文献が挙げられている)ので、リアリティがあり、怖気だった。現象の記述だけで終わるのではなく、例えば自然発火やムール貝の話を引き合いに出して、根拠立てて説明している点は、論文を彷彿させた。読んでいて、ストーリーを楽しむだけではなく、生物についての勉強になる1冊だった。(2016年7月9日読了)
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プラチナデータ (幻冬舎文庫)
プラチナデータ (幻冬舎文庫)
著者: 東野 圭吾
出版社: 幻冬舎
評価:
カテゴリ:
コメント: 映画化で本作を知り、手に取った。SFのような技術が実現した時代を描いた作品は、実現した未来を舞台にすることが多いが、本作ではDNA捜査システムが広く世に出回る過程(移行期間)に重きを置いている点が興味深い。未解決事件もしくはもみ消された事件の裏には政府が絡んでいる――3億円事件を思い起こさせた。巻末に「著者は本書の自炊代行業者によるデジタル化を認めておりません」と書いてあり、東野氏が電子書籍に異を唱えているのを思い出した。東野氏の作品を読んだのは初めてだったが、著者がどのような世界観の話を紡がれるか、今後も紐解いてみたい。(2016年7月2日読了)
関連本棚: トンクル 二瓶 今まで
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空想法律読本 2
空想法律読本 2
著者: 盛田 栄一, 森田 貴英, 片岡 朋行
出版社: メディアファクトリー
評価:
カテゴリ: 単行本
コメント: 前巻で法律と突き合わせて結論づけられた、ロボットは「物」、ウルトラセブンは外国人といった定義をもとにして、本書は展開されていく。更に、宇宙戦艦ヤマトの森雪のセクハラ問題、恐怖新聞の名誉毀損罪等、前巻では登場しなかった新たな空想科学作品もお目見えする。法律と空想科学作品を組み合わせるといっても、実際に起きた事件も取り上げているので、具体的であり、分かりやすい。ヒーローって、色々大変だ。でも、危険を鑑みてもみなくても挑むのもヒーローなんだな。(2016年6月2日読了)
関連本棚: トンクル
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空想法律読本
空想法律読本
著者: 盛田 栄一, 森田 貴英, 片岡 朋行
出版社: メディアファクトリー
評価:
カテゴリ: 単行本
コメント: 空想科学の世界に現代の法律を照らし合わせて考えたらどうなるのか――基本的人権が認められない異星人(著名人の発言の中に異星人が出てくるということは、念頭に入れつつあるのか)、ジャミラを殺害したウルトラマン(刑法)等が登場する。空想と法律は相容れないものと思っていたが、逆に現実味があり、普段触れない法律を垣間見る良い機会になった。本書が出版されたのはかれこれ十五年前だが、ロボット(キカイダー)の損害賠償事件に近い案件(自動車の自動運転)は起きつつあると思った。(2016年5月31日読了)
関連本棚: Sato トンクル
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Mr.都市伝説・関暁夫の都市伝説 5
Mr.都市伝説・関暁夫の都市伝説 5
著者: 関 暁夫
出版社: 竹書房
評価:
カテゴリ: 単行本
コメント: 関暁夫の都市伝説を知ったのは、やり過ぎコージー!がきっかけで、ちょうど今巻が発売された頃だった。番組でiPhoneが取り上げられたように、今巻はスマホを用いてのギミックが用意されていて、意表を衝かれた。番組では関氏の語りは少ないが、VR動画では番組以上に語ってくれる。前巻の感覚を試す絵本よりも、作者の声を直に聞けるのは印象深い。本書で書かれている事柄をどこかで聞いたような気がすると思い返してみれば、今までに観たSF映画やオカルト番組に散りばめられている。それを怖いか凄いかと思うかさえも、メディア(制作者)の企みかと想像すると、空恐ろしい。(2016年5月27日読了)
関連本棚: トンクル
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Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説(4)
Mr.都市伝説 関暁夫の都市伝説(4)
著者: 関 暁夫
出版社: 竹書房
評価:
カテゴリ: 単行本
コメント: 今巻はフルカラー仕様で、中盤で本をひっくり返して読むように仕向けており、凝っていた。終盤の絵本はぶっ飛んでいた(遠くに行きすぎた)気がしたが。あの種のようなアメーバの目の数を足したら、まさしくである。作者は際どい事柄を書いているのだが、最後に「信じるか信じないかはあなた次第」と締めることで、読者に冷静な判断を任せようとしている話術はなかなかである。お笑い芸人だからこそできる立ち回りだろうか。(2016年5月26日読了)
関連本棚: トンクル
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S・セキルバーグ関暁夫の都市伝説3
S・セキルバーグ関暁夫の都市伝説3
著者: 関 暁夫
出版社: 竹書房
評価:
カテゴリ: 単行本
コメント: 前巻までは、過去の出来事を都市伝説として語っていたが、今巻では未来を予言する文言が目立った(直近ではなく、数十年後と結構後なのがいかにもらしい)。想像するのも、書き表すのも、信じるか信じないかは読者次第になるのだが。人を洗脳するのはメディアであり、秘匿しておきたい事柄から目を背けさせるときに用いられるのもメディアだという。しかし、発信されている情報を分析して、時世を読み解いて警鐘を鳴らす人もいる。メディアは諸刃の剣に違いない。(2016年5月25日読了)
関連本棚: トンクル
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ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説―信じるか信じないかはあなた次第
ハローバイバイ・関暁夫の都市伝説―信じるか信じないかはあなた次第
著者: 関 暁夫
出版社: 竹書房
評価:
カテゴリ: 単行本
コメント: 都市伝説シリーズの第1巻が発売されたのは、今から10年前なのか。都市伝説という言葉を聞いたことがあったが、関暁夫の『都市伝説』を知ったのは、テレビ番組でだった。第2巻では、1冊まるごと陰謀論にまつわる都市伝説で構成されていたが、第1巻では身近な事柄のトリビア(知っていると自慢したくなる)が多い。だが、後半からは陰謀を匂わせる事柄が登場し、各事項とのつながりが出てきた。偶然と思わせる出来事は計画が練られていたのか、文明自体が計画的なのか。映画等で先駆けとなる作品の裏には秘密があるのか。確かに、昔は火星人を思い浮かべると、タコの形を想像したが、今だとヒューマノイドだな。(2016年5月24日読了)
関連本棚: mitsuo トンクル
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楽園 下 (文春文庫)
楽園 下 (文春文庫)
著者: 宮部 みゆき
出版社: 文藝春秋
評価:
カテゴリ:
コメント: 楽園とはどこにあるのか。母子(おやこ)の触れ合いは楽園であり、時には地獄にもなる。楽園と地獄は表裏一体で、紙一重なのだと本作は教えてくれた。模倣犯の時は冊数の多さに関係なく、のめり込むようにして一気に読んだが、今作は緩急があまりなく、じわじわと展開していく感じで、盛り上がりに欠けていた。おそらく滋子の視点が軸になっているので、事後を追究する形に留まっているのだな。子どもがテーマになっているのが印象に残って調べてみたら、なるほど『ブレイブ・ストーリー』の後に書かれていた。(2016年5月18日読了)
関連本棚: ごんごん トンクル
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ONE PIECE 79 (ジャンプコミックス)
ONE PIECE 79 (ジャンプコミックス)
著者: 尾田 栄一郎
出版社: 集英社
評価:
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コメント: 70巻あたりから始まったドレスローザ編がついに決着。ドフラミンゴとの戦いは、ルフィ一味だけの戦いではなく、闘技場の剣闘士達や海賊、ドレスローザの民と結託しての総力戦だった。決着までの10分が引き伸ばされているようで異様に長く、ドフラミンゴが死に場所を探している(ルフィに倒されてほしいと構えている)ように見えてしまった。しかし、涙で病人を一時的に治癒し、ドフラミンゴの殺人鳥籠の魔手から避難させようというマンシェリーの能力の使い方にはほっこりした。(2016年5月12日読了)
関連本棚: トンクル
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