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カネと暴力の系譜学 (シリーズ・道徳の系譜)
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| 著者: |
萱野 稔人 |
| 出版社: |
河出書房新社 |
| 評価: |
5 |
| カテゴリ: |
哲学・思想
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| コメント: |
世の中を動かすものは何か?そんな古い命題を扱った、政治学の論考。
世の中=人を動かすには、金を与えて、働かせる=労働や、直接行使で服従させる=暴力がもっとも有効である。と当たり前を教えてくれる。
これがわかる、なぜ日本国が、日本銀行券を発行させているのか(日本銀行は一応政府とは独立しているが)、それで、なぜ、私たちは売買ができるのか?それは金の価値を担保すべき強大な暴力が存在するからだ。なぜ私的制裁(リンチ)が許されないか?それは、日本国家の中では、日本国が暴力を唯一降ることができるからである。それを定める法律が存在する。
われわれの行動を規定する金、法律などは実はそれを規定する権力が存在するからだ。さらにその権力基礎付けるのは、暴力である。ここには国民主権なんて理想を掲げなくても権力に到達することができることが暴かれた。つまり国民は国家の主人公でもなんでもない。主人公にさせられているのである。
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