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ジャガイモの世界史―歴史を動かした「貧者のパン」 (中公新書)
ジャガイモの世界史―歴史を動かした「貧者のパン」 (中公新書)
著者: 伊藤 章治
出版社: 中央公論新社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: ジャガイモのトリビア満載の本。ジャガイモというフィルターを通して西洋近代史を眺めてみるのも面白い。清水安三など、意外なところで馴染みの名前が出てきたのにはびっくり。
関連本棚: 二代目平蔵 ヴィヴァアチェ ogijun
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インド対パキスタン―核戦略で読む国際関係 (講談社現代新書)
インド対パキスタン―核戦略で読む国際関係 (講談社現代新書)
著者: 西脇 文昭
出版社: 講談社
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: 政情不安著しい昨今のパキスタン。そのパキスタンの現代政治史を知りたくなったものの、田舎の図書館には全くパキスタン関連本がないのだった。渋々手に取ったのが本書だったのだが、予想外に(失礼)収穫の多い一冊だった。<br> 三次に渡る印パ戦争の確執、中国と南アジアの緊張関係など、リアルタイムで接することがなかった(物心付いた頃には沈静化していた)20代の人には是非一読をお勧めしたい。現代核兵器の入門書としても秀逸。核開発のイロハを、こんなにコンパクトに、かつ文系にもわかりやすくまとめた本は他にないのではないか。
関連本棚: 新書マン 悠久のインド 二代目平蔵
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チャドルの下から見たホメイニの国
著者: 新藤 悦子
出版社: 新潮社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 再読。理知的な筆者の目が光る、イランを活写したノンフィクション。
関連本棚: 二代目平蔵
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いっぺんさん
いっぺんさん
著者: 朱川 湊人
出版社: 実業之日本社
評価: ★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 好みから言うと表題作も好きなのだが、少しホラー色の強い「八十八姫」「逆井水」の方が著者の持ち味が出ていると思う。
関連本棚: 二代目平蔵
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こわーい中国スポーツ (ベースボール・マガジン社新書)
こわーい中国スポーツ (ベースボール・マガジン社新書)
著者: 松瀬 学
出版社: ベースボールマガジン社
評価: ★★
カテゴリ:
コメント: 中国のスポーツ界について筆者の鋭い目を期待したのだが全くの期待はずれ。オリンピックを控えた中国スポーツの素描程度であった。<br> 内容が薄い第一の理由は、おそらく筆者が全く中国語を理解できないところにある。このテーマで本を出すなら、せめて優秀な翻訳スタッフくらい自腹で手配してほしい。<br> 唯一の収穫は、「中華人民共和国全国運動会」を知ることができたこと。こんな中国らしいイベントがあったなんて!この「全国運動会」の歴史だけで面白い本が一冊できあがりそうである。
関連本棚: 二代目平蔵
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越境捜査
越境捜査
著者: 笹本 稜平
出版社: 双葉社
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 最近とみに注目を集める作家となった笹本稜平の長編ミステリ。<br> 今回は神奈川県警の消えた裏金をめぐる物語である。エンターテイメント・ミステリとしては及第点だろう。<br> 近作を読んで思うのは、憎めないアウトローを描くのが上手だなあ、ということ。これからもますます期待したい。
関連本棚: 森乃屋龍之介 二代目平蔵 0014
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ア・ソング・フォー・ユー
ア・ソング・フォー・ユー
著者: 柴田 よしき
出版社: 実業之日本社
評価: ★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 無認可保育園の園長兼探偵という異色の主人公が活躍する、シリーズ第4弾。<br> 第1作、第2作の長編でわくわくした記憶のある読者としては、最近の短編でのシリーズ続投に不満が残る。主人公・ハナちゃんが巻き込まれる事件もどんどん小粒になっているような気がするし…。<br> 作者にとっても書いていて安心するシリーズなのだろうが、個人的に愛着のあるシリーズだけに、あまりだらだらと続けてほしくないようにも思う。
関連本棚: 二代目平蔵
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さよなら、そしてこんにちは
さよなら、そしてこんにちは
著者: 荻原 浩
出版社: 光文社
評価: ★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 萩原印のトホホコメディー短編集。帯には「働く人の悲哀」なんて言葉があるが、「トホホ」又は「ヘタレ」という言葉の方がぴったりくる。<br> 個人的には、あまりアメリカ映画のようなコメディーが好きではないので、評価は★3つ。表題作が一番面白かった。
関連本棚: nikkoro 森乃屋龍之介 二代目平蔵
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ブラック・ジャック・キッド
ブラック・ジャック・キッド
著者: 久保寺 健彦
出版社: 新潮社
評価: ★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: いろいろな要素が詰め込まれている、少しファンタジー風味の成長小説。<br> 物語の前半と後半で主人公の境遇が大きく変化するのだが、後半に登場する、 熱狂的少女マンガファンの宮内君と、早熟の文学少女泉さんの二人のキャラクターが際立っていた。後半部だけをクローズアップして物語をふくらませても良かったのでは、という気がする。
関連本棚: 二代目平蔵
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楽昌珠
楽昌珠
著者: 森福 都
出版社: 講談社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 出だし好調、途中の展開もまずまずだったのだが、どうも最後が良くない。<br>
関連本棚: 二代目平蔵
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ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
ぐるぐる猿と歌う鳥 (ミステリーランド)
著者: 加納 朋子
出版社: 講談社
評価: ★★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 児童向けの小説だが大人も充分に楽しめる。<br> 古き良き児童小説という趣が何とも懐かしい。
関連本棚: 二代目平蔵 post bugbug
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沈底魚
沈底魚
著者: 曽根 圭介
出版社: 講談社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 江戸川乱歩賞受賞作。乱歩賞に過度の期待は抱いていないので、割と面白く読めた。国際謀略ものというのも好み。これからの伸びシロがある作家のように感じられたので、今後に期待したい。
関連本棚: すよ SKZ 森乃屋龍之介 二代目平蔵 nozz -2007 hogehoge20090705 hogehoge20090912 hogehoge20090912-i
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黄金の王 白銀の王
黄金の王 白銀の王
著者: 沢村 凜
出版社: 幻冬舎
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: 面白いですよ、これ。小中学生向けではなく、高校生以上推奨の大人のファンタジーと言えましょうか。というより、小中学生は手に取ってはいけません。勿体無いです。<br> 賛否両論あるでしょうが、表紙がラノベ風なのは個人的に惜しまれますね。この表紙で30歳以上の男性は手に取りにくいでしょうから。<br> でも登場人物の名前は難しいですな。私、最後まで内表紙裏の「主な登場人物一覧(振り仮名付)」が離せませんでした。
関連本棚: 二代目平蔵 まーも
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実朝の首
実朝の首
著者: 葉室 麟
出版社: 新人物往来社
評価: ★★★
カテゴリ:
コメント: 硬派な歴史小説。承久の乱によくぞ鎌倉幕府は勝利できたものだ、と感じ入る。
関連本棚: 二代目平蔵
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千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21)
千年、働いてきました―老舗企業大国ニッポン (角川oneテーマ21)
著者: 野村 進
出版社: 角川グループパブリッシング
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 野村進さんの硬派なアジアものに比べるとやや軽めのルポ(アジアもののファンとしては少し不満)。<br> しかし、現在も残る老舗企業に的を絞った切り口の斬新さはさすが。特に、銅山の技術を発展させ、携帯から希少金属を取り出している小坂製錬の話は興味深かった。それまで培った技術を他分野で展開すること、そのことに貪欲な企業がこれからも生き残っていくのだろうと実感させる一冊。
関連本棚: hatsunatsu ジェミニ 二代目平蔵 fuzygonsuke thirosi いぬ ogijun go.tekuteku
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警察庁から来た男
警察庁から来た男
著者: 佐々木 譲
出版社: 角川春樹事務所
評価: ★★★★
カテゴリ:
コメント: 珍しく警察庁キャリアも活躍する「道警」シリーズ第2弾。<br> 前作にあたる<a href="/%E4%BA%8C%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E5%B9%B3%E8%94%B5/4758410453">うたう警官</a>から読んだ方が断然楽しめる。<br> 前作で出てきた佐伯と津久井の囮作戦が今回も伏線として登場、しかもこれが本筋ときれいにつながっている。秀作ミステリ。
関連本棚: 森乃屋龍之介 二代目平蔵
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銀漢の賦
銀漢の賦
著者: 葉室 麟
出版社: 文藝春秋
評価: ★★★★★
カテゴリ:
コメント: 藩の重鎮となったかつての友・松浦将監が、今また政敵に追い落とされようとしている。ある事件で絶縁となって久しい将監の窮地を知り、老武士は自分の歩んできた道を踏みしめつつ、血路を開こうと奮闘する。<br> 爽快感のある骨太時代小説。どこかユーモラスなところも良い。<br> 新年早々こういう小説を読めるなんて、春から縁起がよござんす。
関連本棚: 二代目平蔵
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カシオペアの丘で(下)
カシオペアの丘で(下)
著者: 重松 清
出版社: 講談社
評価: ★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 良い小説なのだが、同じ作家でテーマが似通った小説が何作かあるため、ちょっと食傷気味。<br> これが初めての重松小説というのなら、まあ、問題はないのでしょうが…。
関連本棚: 二代目平蔵 森乃屋龍之介
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カシオペアの丘で(上)
カシオペアの丘で(上)
著者: 重松 清
出版社: 講談社
評価: ★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: イントロダクションから1章への流れは、相変わらずの重松節。<br> 重松清の小説を何冊か読んだことがある者であれば、この後の展開はある程度予測できるであろう。<br> 悪い小説ではないのだが、なまじ筆力のある作家だけに、もっと違ったテーマに挑んでほしいように思う。
関連本棚: 二代目平蔵 RJ-be
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夫の火遊び
夫の火遊び
著者: 藤堂 志津子
出版社: 集英社
評価: ★★★
カテゴリ: 現代小説
コメント: 前作<a href="/%E4%BA%8C%E4%BB%A3%E7%9B%AE%E5%B9%B3%E8%94%B5/4087748251">桜ハウス</a>が結構好きだっただけに、今回の悲哀の漂う連作は少し悲しかった。<br> 女子高生のようなべったりの女の友情ではなく、酸いも甘いもかみ分けた大人の女の友情物語をもっと読んでみたい、それも、何となく明るいものを、と思うのは私だけではないはずだ。この桜ハウスシリーズはそれができそうな気がするのになあ…。
関連本棚: 二代目平蔵
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