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リヴァイアサン〈1〉 (岩波文庫)
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著者: |
T. ホッブズ |
出版社: |
岩波書店 |
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コメント: |
ホッブズの主著で、1651年の刊行。リヴァイアサンとは「旧約聖書」の「ヨブ記」に登場する巨大な海獣のこと。ピューリタン革命からクロムウェルの軍事独裁までのイギリスの混乱期を、ホッブズは自然状態における無秩序な闘争状態と考えた。そして、人民が国家に権力を全面的に譲渡する社会契約を結び、リヴァイアサンにたとえられる巨大な国家権力を確立して、平和を回復するべきだと説いた。国家に対する人民の抵抗権は認められず、絶対王政を擁護する結果となったため、イギリスの議会派から批判された。 |
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ぱーまん
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省察・情念論 (中公クラシックス)
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著者: |
デカルト |
出版社: |
中央公論新社 |
評価: |
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コメント: |
省察—1641年の刊行。神の存在についての証明や、精神と物体(身体)を異なる二つの実体とする物心二元論が説かれている。<br>
情念論—1649年の刊行。物心二元論をもとに、情念を身体から影響を受けた受動の状態として説き、情念についての生理学的な説明を行った。 |
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匿名者
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人間本性論〈第1巻〉知性について
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著者: |
デイヴィッド ヒューム |
出版社: |
法政大学出版局 |
評価: |
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コメント: |
ヒュームの主著で、1739〜40年の刊行。経験論を徹底させて、すべての物のあらわれを知覚された感覚的印象に還元し、客観的な物質世界や自我などの実体性を否定し、さらに因果法則も知覚の習慣にすぎないと説いた。また、人間の感情生活に基づいた経験的な倫理が説かれる。「人性論」とも訳される。 |
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匿名者
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プリンシピア―自然哲学の数学的原理
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著者: |
アイザック・ニュートン |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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コメント: |
ニュートンの主著で、1687年の刊行。地上から天体までのあらゆる自然現象の運動を説明する原理(プリンキピア)として、万有引力の法則を説く。力学の基本法則として、慣性の法則、運動方程式、作用・反作用の法則の三つがあげられ、ニュートンの三法則と呼ばれる。 |
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匿名者
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天文対話〈上〉 (岩波文庫)
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著者: |
ガリレオ ガリレイ |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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コメント: |
ガリレイの主著で、1623年の刊行。3人の登場人物がそれぞれ地動説、大衆の意見、アリストテレスの天動説を代弁し、4日間にわたる論争をするという筋書き。地動説の正しさが望遠鏡による新しい発見をもとに主張され、ガリレイが宗教裁判にかけられる原因となった。 |
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y
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匿名者
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天体の回転について (岩波文庫 青 905-1)
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著者: |
コペルニクス |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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コメント: |
コペルニクスが地動説を説いた主著で、1543年の死の直前に刊行された。当時はプロテスタントからの反対はあったが、カトリック教会では地動説は天体の運動を数学的に説明する一つの仮説にすぎないとされてあまり問題にされず、後にガリレイの著作との関わりの中で異端視され、1616年に禁書になった。 |
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カルヴァンキリスト教綱要 (1)
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著者: |
カルヴァン |
出版社: |
新教出版社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
カルヴァンの主著。フランスにおける新教徒の迫害を逃れ、スイスのバーゼルに亡命中の1536年に刊行された。神の絶対的主権への人間の服従が強調され、救いは神の恩恵によって予め予定されており、人間は神の栄光を実現するために奉仕するべきだと説く。 |
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匿名者
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エセー 1 (岩波文庫 赤 509-1)
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著者: |
モンテーニュ |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
モンテーニュの主著で、晩年まで書き込まれて増補された。三巻からなり、初めはストア的な克己や禁欲が説かれるが、やがてつねに疑い、謙虚な態度で真理を探究し続ける懐疑主義が主張され、終わりには神の創造した自然のふところに抱かれ、その恵みを感謝の気持ちを持って受け入れ、人生を喜びを持って享受するエピクロス的な快楽主義の境地が説かれる。 |
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エラスムス痴愚神礼讃 (岩波文庫 青 612-1)
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著者: |
エラスムス |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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コメント: |
愚かさの女神モーリアを語り手として、人間の愚かさを痛烈に風刺したエラスムスの主著。痴愚神が世の中のあらゆる人間の営みを支配するという自慢話を通して、哲学者や神学者の空理空論、君主や廷臣の名誉心、教皇や聖職者の偽善などを皮肉った風刺文学である。とくにローマ教皇が戦争をおこして、キリスト教徒の血を流させていることを最大の愚行として批判している。 |
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君主論 (岩波文庫)
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著者: |
ニッコロ マキアヴェッリ |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
イタリアの統一国家をめざし、独裁君主が権力を獲得し、維持する方策を論じたマキャヴェリの主著。政治は道徳や宗教とは無関係に、利己的な欲求を持つ人間の相互の間に人為的な秩序をつくる営みである。国家の統治という目的のためには、君主は暴力や裏切りなどのいかなる反道徳的な手段をも用いることが許される。また、君主は人の道と獣の道を使い分け、獣の中では狐とライオンに習って、策略のわなを見抜く狐のずる賢さと、相手を震え上がらせるライオンの威圧的な力を持たねばならない。このような権謀術数はマキャベリズムと呼ばれ、しばしば批判の対象となるが、そこにはリアリズム(現実主義)に基づく冷徹な政治観がある。 |
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人間の尊厳について (アウロラ叢書)
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著者: |
ジョヴァンニ・ピコ・デッラ・ミランドラ |
出版社: |
国文社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
ピコ=デラ=ミランドラが、各地の学者を招いてローマで開く予定であった討論会のために準備した演説原稿。ピコはあらゆる思想・宗教は同じ真理の表現であると考え、諸思想を一つに融合しようとした。演説原稿によれば、神は人間に自由な選択の能力を与え、自己の生き方を自由に選ばせるようにした。人間は自由意志によって動物に堕落することも、神との合一にまで高まることもできる。人間がみずからの自由意志で自分自身を形成してゆく所に、人間の尊厳の根拠がある。 |
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デカメロン―十日物語 (1) (岩波文庫)
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著者: |
ボッカチオ |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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コメント: |
ボッカチオの代表的な小説。デカメロンとは十日という意味で「十日物語」と訳される。ペストの流行を逃れてフィレンツェ郊外の別荘にこもった10人の若い男女が、毎日全員が一つの話を十日間するという筋立てで、あらゆる階級・職業の人が登場し、自由奔放な恋の話、男女のだましあい、偽善的な宗教家の話など、ルネサンス的な人間性の解放の精神にあふれている。また「三つの指輪」の話ではユダヤ教・キリスト教・イスラム教を等しくあつかう宗教的寛容さを見せている。原典はイタリア語の口語体で書かれ、近代文学への道を切り開いたものとされる。 |
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神曲 上 (岩波文庫 赤 701-1)
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著者: |
ダンテ |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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ダンテの長編の叙事詩。地獄篇・煉獄篇(罪を悔い改める世界)・天国篇の三部からなり、ダンテが古代ローマの詩人ヴェルギリウスに案内されて地獄と煉獄をめぐり、ベアトリーチェに導かれて天国にのぼり、神の栄光に接するという筋である。ダンテは皇帝や教皇や悪人たちを地獄に落とし、当時のイタリアの政治の不正や教会の堕落への怒りをあらわにし、また、天国への導き手として永遠の恋人ベアトリーチェを登場させ、信仰や正義や善を通して人間の魂を浄化する救済の道を説いている。原典はイタリア語の口語体で書かれ、その後の近代文学に影響を与えた。 |
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ぱーまん
veri
匿名者
人造人間A
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平家物語〈1〉 (岩波文庫)
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著者: |
梶原 正昭, 山下 宏明 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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鎌倉時代に成立した、平家一門の興隆から衰亡までを描いた軍記物語。作者は不詳であるが、信濃前司中山行長という説が有力。盲目の琵琶法師の語りによって、全国に伝播され、語るつれて内容もふくれあがっていった。異本・伝本の類が多い。歴史の大転換期に際して凋落していく貴族の運命が、仏教的無常観のもとに語られるとともに、新しく勃興する武士階級の活気も伝えている。謡曲・浄瑠璃など、後世の文芸に与えた影響はきわめて大きい。 |
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