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古今和歌集 (角川ソフィア文庫 (SP38))
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著者: |
窪田 章一郎 |
出版社: |
角川学芸出版 |
評価: |
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10世紀に醍醐天皇の詔によって撰ばれた最初の勅撰和歌集。古今とは、いにしえといまという意味であるが、のちの世の人がこの歌集をいにしえの古典として尊ぶという意味もこめられている。撰者は紀友則・紀貫之・大河内躬恒・壬生忠美岑の四人で、そのほかに六歌仙の僧正遍昭・在原業平・文屋康秀・喜撰法師・小野小町・大友黒主の歌が有名である。 |
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匿名者
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枕草子 (岩波文庫)
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著者: |
清少納言, 池田 亀鑑 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
清少納言(1000頃)の随筆集。四季それぞれの持つ味わいを述べ、はかなく移ろいゆくものの中に美をとらえた書として有名。世の無常を教える仏教的世界観に通じるものがある。 |
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★SAKI★
香澄
KT
moppuneko
匿名者
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源氏物語〈1〉 (岩波文庫)
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著者: |
紫式部, 山岸 徳平 |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
紫式部(978〜1016)の著作、全54帖。前半は光源氏を中心に彼をとりまく女性達との多様な愛と栄華への到達を描き、宇治10帖と呼ばれる後半は源氏の子薫大将の宿命的な悲劇を描いている。思想的背景に仏教的無常観がある。江戸時代にはその内容が「色好み」であることから、儒学者たちから頽廃の書として評価されなかった。これに対して本居宣長は文芸の本質である「もののあわれ」があるとして、この物語を高く評価した。 |
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匿名者
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大学・中庸 (岩波文庫)
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著者: |
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出版社: |
岩波書店 |
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大学—四書の一つで、「礼記」の中の一編を儒学の入門篇として、朱子が注釈をつけて四書に加えたもの。道徳的な修養を積んで自己を修めることが、人を治めることの根本であるという修己治人の政治思想が説かれ、そのために格物致知(物事の道理をきわめて知を完成させる)、誠意正心(自己の意志を誠実にして心を正しくする)などの修養の句風が必要とされる。<br>
中庸—四書の一つで、「礼記」の中の一編を朱子が注釈をつけて四書に加えたもの。朱子は孔子の孫の子思の作としているが異論もある。中庸とは徳の一つで、偏らず、過不足の無い適度な状態を保つこと。「誠は天の道なり」と説かれ、誠を万物の原理、人間の本質とする。 |
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たんご
F
匿名者
rage1515
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孟子〈上〉 (岩波文庫)
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著者: |
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出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
孟子の言行を記した書。四書の一つで、「論語」とならんで中国の正統的な儒教の根本的な経典とされる。 |
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F
のりマン
匿名者
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般若心経・金剛般若経 (岩波文庫)
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著者: |
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出版社: |
岩波書店 |
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「般若経」はすべてのものが固定的な不変の実体を持たない空なるものであることを説いた、大乗仏教の初期の経典の総称である。般若とは一切が空であることを悟る智恵を意味するする。最大の「大般若波羅蜜多経」から、最小の「般若心経」まで多数あるが、「般若心経」は日本でも広く親しまれ、宗派を問わず読経される。 |
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紙魚
匿名者
F家(宗教・哲学)
smtk
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ウパニシャッド (講談社学術文庫)
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著者: |
辻 直四郎 |
出版社: |
講談社 |
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コメント: |
バラモン教の奥義書で、前7〜4世紀頃に成立した。ヴェーダの教義を哲学的思索に深め、信仰を内面化したもので「ブリハッド=アーラヌヤカ=ウパニシャッド」は純粋な認識作用そのものを宇宙の究極的実存とし、「チャーンドーギヤ=ウパニシャッド」は宇宙の根源的な有が万物を生み、あらゆるものに偏在すると説く。 |
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ラダガスト
匿名者
null
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神学大全 3
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著者: |
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出版社: |
創文社 |
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トマス=アクィナスの主著で、神の啓示に基づく信仰の真理と自然の光に基づく理性の真理を調和させ、カトリックの神学の体系を確立してスコラ哲学を完成させたもの。第1部(神)、第2部(人間)、第3部(キリスト)からなり、キリスト教に関わる六百の問題と三千の項目を含んでいる。 |
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匿名者
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神の国 1 (岩波文庫 青 805-3)
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著者: |
アウグスティヌス |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
アウグスティヌスの主著で、キリスト教における神の摂理に基づいて人類の歴史を考察したもの。世界の歴史は神の愛に基づく神の国と、高慢な人間の自己愛に基づくローマなどの地の国との闘争であり、利己心におぼれた国家は戦争と略奪を繰り返すが、最後には平和に満ちた神の国が勝利する。世界の歴史を人類の原罪と神の恩寵を軸にして、壮大な神の摂理によるドラマとして描いている。 |
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y
匿名者
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新約聖書
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著者: |
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出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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キリスト教の聖典。イエスこそ神の子キリストであるという信仰のもとに、イエスの教えや弟子達の言葉がまとめられている。新約とはイエス=キリストによってもたらされ神と人の新しい契約という意味で、キリストの十字架における贖罪によって、神の愛を信じる者はすべて罪から救われるという約束である。「新約聖書」はイエス=キリストの生涯と言葉を記した4つの福音書、使徒の伝道を記した「使徒行伝」、パウロが信者にあてた「ローマ人への手紙」などの使徒の手紙、人類の歴史の終末を記した「ヨハネの黙示録」などからなる。いずれも1世紀後半から2世紀初めにギリシア語で書かれ、キリスト教の聖典とされた。 |
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bianco
匿名者
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旧約聖書〈1〉律法―創世記・出エジプト記・レビ記・民数記・申命記
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著者: |
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出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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コメント: |
ユダヤ教の聖典であり、また「新約聖書」とともにキリスト教の聖典でもある。旧約という呼び方はキリスト教の側からのもので、イエス=キリストによる新しい契約(新約)に対する旧い契約という意味である。ユダヤ教ではそのまま聖典と呼ばれる。作者はほとんど不明で、前1100年頃から前150年頃までに書き記されたものが次第に編集されたものとされる。内容的には、神による天地創造を記した「創世記」、モーセに率いられたユダヤ民族のエジプト脱出と神ヤハウェから授かった十戒について記した「出エジプト記」など「モーセ五書」と呼ばれる部分から始まり、イエス=キリストが出現する約200年前までにわたる。神によって選ばれた民であるイスラエル民族の救済の歴史が記されている。 |
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匿名者
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政治学 (岩波文庫 青 604-5)
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著者: |
アリストテレス |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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コメント: |
ポリスにふさわしい政治制度について考察したもの。「人間はポリス的動物である」と定義され、ポリスは人間の生存に必要な条件を完全に満たす自足的な共同体とされる。また、さまざまな政治制度が比較検討され、ある程度の資産と教養をそなえた多数の市民が参加する共和制が、もっとも安定度の高いものとされる。 |
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y
匿名者
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ニコマコス倫理学〈上〉 (岩波文庫)
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著者: |
アリストテレス |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
さまざまな知性的徳と倫理的徳(習性的徳)を分類し、徳をそなえた人間の本来の生き方について説いた倫理学の主著。その名はこの本を編集したとされる息子のニコマコスにちなむ。中庸をわきまえ、徳をそなえた魂を活動させて生きる事に、究極の幸福と最高善があるとされる。 |
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y
匿名者
F家(宗教・哲学)
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形而上学〈上〉 (岩波文庫)
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著者: |
アリストテレス |
出版社: |
岩波書店 |
評価: |
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アリストテレスの哲学的な主著(講義録)。「形而上」とは形のあるものをこえたものという意味である。もともとはアリストテレスの著作の編集にさいして、この著作が「自然学」(フィジカ)の後(メタ)に置かれたことから、「自然学の後に来るもの」という意味でメタフィジカと呼ばれた事に由来する。存在するものとは何かを探求したもので、アリストテレスはそれを実体と呼び、実体そのものが「何か」を規定する本質である刑相(エイドス)と、素材となる質料(ヒュレー)の合成から成り立つと説いた。 |
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y
naoki_afif
Queso
匿名者
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