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文明の試練―フロイト.マルクス.レヴィ・ストロースとユダヤ人の近代との闘争 (叢書・ウニベルシタス)
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著者: |
ジョン・マレー・カディヒィ |
出版社: |
法政大学出版局 |
評価: |
9 |
カテゴリ: |
社会
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コメント: |
ユダヤ人の生き様を哲学者を通して迫った本。彼らは、人種の枠を超えての生きる知恵をわれわれに教えてくれた。そしてそれを消化するには。一語一語をしかりと咀嚼しなければならない。ユダヤ人問題は、マルクスにとって、ブルジョワ国家がその構成員たるブルジョワを普遍的な市民へと変換することに失敗したことを証明する一つの実例としての役割を果たす。4/1から4/8読了 |
関連本棚: |
大学教授
ふじ
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新電子計算機概論―計算機システムと情報処理
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著者: |
二宮 昭一 |
出版社: |
オーム社 |
評価: |
8 |
カテゴリ: |
コンピュータ
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コメント: |
コンピューターとその周辺機器の説明だけではなく、実際のメーカーの製品を載せてあり興味深い。日進月歩のコンピューター技術ですぐこのような本は古本屋行きに成って仕舞うのだが、この本はいつも傍らに置いておきたい本である。整理されていて写真もあり分かり易いからだ。 |
関連本棚: |
大学教授
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数学は最善世界の夢を見るか?――最小作用の原理から最適化理論へ
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著者: |
イーヴァル・エクランド |
出版社: |
みすず書房 |
評価: |
8 |
カテゴリ: |
数学
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コメント: |
光はどのようにして自らの行くべき最善の道筋を知るのだろう?
最小作用の原理を発見したモーペルテュイは、
それを「神の叡智」によると信じた。
ライプニッツの「可能世界」の概念とも結びつき
18世紀に自然哲学上の議論を呼んだこの原理は、
解析力学が成熟するにつれ、形而上学的意味を失っていく・・・・・・。
本書は、最も合理的な解の解法をめぐる400年の物語だ。 |
関連本棚: |
岸リトル
大学教授
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パッラーディオ―世界の建築家
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著者: |
福田 晴虔 |
出版社: |
鹿島出版会 |
評価: |
8 |
カテゴリ: |
建築
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コメント: |
イタリア、ヴィツェンツァの建築家パッラーディオの生涯と建築物を写真入りで分かり易く伝えた本。彼のデザインの移り変わりと考え方が見て取れる。 |
関連本棚: |
大学教授
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ナニワ金融道(1) (講談社漫画文庫)
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著者: |
青木 雄二 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
8 |
カテゴリ: |
漫画
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コメント: |
渡る世間はカモばかり
借りた金は必ず返す。返すアテのない金は決して借りない。そんな簡単なことなのに、気づいた時には大借金地獄!金を甘~く見た者の悲しくもおかしい末路がいっぱい。帝国金融が金の怖さ、厳しさを、キッチリ教えます。
カネが絡んだヒトと特徴的な街並みの看板.冷たい現実に虚飾は要らないのである. |
関連本棚: |
927
xap
Akio
gniibe
大学教授
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美の理論
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著者: |
テオドール・W・アドルノ |
出版社: |
河出書房新社 |
評価: |
7 |
カテゴリ: |
芸術
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コメント: |
アドルノによって一回しか鑑賞できない儚いものを「アウラ」と初めて定義した画期的な書。「オーラを放っている」のオーラと同じ意味である。芸術とは何かを考えさせてくれる。 |
関連本棚: |
大学教授
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ホームページ辞典
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著者: |
アンク |
出版社: |
翔泳社 |
評価: |
7 |
カテゴリ: |
コンピュータ
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コメント: |
今や一家一台に迫ろうとしているコンピュータであるがインターネットも日常的に利用している人も多い。調べ物や、自分と趣味が合う人との交流も盛んである。自らが情報発信するためには基本的なホームページの作り方を知っておいた方が良い。エディターを使うのも良いが「タグ打ち」と云われる技術を身に付ける人の必携の書。 |
関連本棚: |
cozya112233
ban
大学教授
えすあいぶい
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知識の社会史―知と情報はいかにして商品化したか
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著者: |
ピーター バーク |
出版社: |
新曜社 |
評価: |
6 |
カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
◆知識と情報の大パノラマ的展望!◆
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「グーテンベルクからディドロまで」という原書の副題が示しているように、15世紀の印刷革命から18世紀の『百科全書』までにわたって、人類がいかにして知識を発見し、獲得し、分類し、管理し、商品化したかを、パノラマ的に展望したもので、印刷、雑誌、図書館、博物館、喫茶店、株式、交易、旅行、スパイ、教会、アルファベット順、索引、脚注、学者・知識人など、知と情報に関わるあらゆることを取り上げて分類・整理し、見事な眺望を与えてくれます。いまでは当たり前と思われている索引や注や目次がどのような変遷を経てきたかなど、興味は尽きません。〈知の社会史〉の定番となるでしょう。
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「知識」の形態ごとに割り振られた文章は読みやすく特に知識を保存する場所、図書館の話が興味深かった。今は情報化時代、コンピュータの電子情報を売る=知識を売るにつながっている。欧州を中心として日本やアジアについての知識の取引も少しではあるが触れられている。百科事典は昔はアルファベット順ではなかった!?4/1-4/2読了。 |
関連本棚: |
増井
大学教授
G.C.W.
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生命とは何か―複雑系生命科学へ
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著者: |
金子 邦彦 |
出版社: |
東京大学出版会 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
生命
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コメント: |
複雑系から生命について述べられた書.文学的に生命について述べられているよりは科学的に述べられていて新しい生命についての考察がされている. |
関連本棚: |
大学教授
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人類の住む宇宙 (シリーズ現代の天文学 第 1巻)
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著者: |
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出版社: |
日本評論社 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
宇宙
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コメント: |
宇宙に関しての書物はたれでも簡単に理解出来るものから最先端の研究を盛り込んだ本に分れる.後者に至ってはニュートンなどの雑誌が定期的に特注を組んでいて興味深い.しかし,ハードカヴァーの最新の天文学の研究書はありそうで無かったがこの本は叶えて呉れた.
一巻以降は,赤方偏移の話から宇宙の年齢136億歳+2億歳が導かれる過程の計算式,ハルトミアンフリードマン方程式,時空の曲率からつくられるリッチテンソルRμυ(時空座標を表わす添字)の概念の詳細な説明があり理論と其の証明への過程式により理解が可能である. |
関連本棚: |
大学教授
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アドルノ 文学ノート 1
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著者: |
テオドール・W・アドルノ |
出版社: |
みすず書房 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
文学
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コメント: |
ベートーヴェン研究,音楽の哲学,アウラの美学研究の権威アドルノの回想録と云うか日常の考えをまとめた本である。 |
関連本棚: |
大学教授
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知と学びのヨーロッパ史―人文学・人文主義の歴史的展開 (MINERVA西洋史ライブラリー)
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著者: |
南川 高志 |
出版社: |
ミネルヴァ書房 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
教育
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コメント: |
ヨーロッパ地方の教育史,大学の歴史や在り方について細かに記述されている。第9章の専門と教育を中世大学のパリ大学からの考察。
まずはじめに,12世紀末から13世紀初頭にかけて成立したと考えられているパリ大学(あるいはヨーロッパの最初期の大学一般)の教育制度としての特質をごく簡単に確認しておきたい。(略)大学のラテン語universitasに由来するがこの語はそもそも「団体,結社,同業者組合,ギルド」の意味
(略)つまり大学は世俗的権力や教会と云った外部との関係で納税や軍役の様な義務を免除される特権を得て居たと同時に構成員内部に対しては独立した裁判権を保持して居るような「自治組織」であった。これが現在に続く「大学自治」である。 |
関連本棚: |
大学教授
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意識の脳内表現―心理学と哲学からのアプローチ
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著者: |
デイヴィット・ローズ |
出版社: |
培風館 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
医学
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コメント: |
意識とは何であるか?医学的且つ哲学,心理学の側面からの考察により新たな見識が生まれ文理を超えた考察が可能になって居て我々に新たな学問についての示唆を与えて呉れる。 |
関連本棚: |
大学教授
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逝きし世の面影 (日本近代素描 (1))
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著者: |
渡辺 京二 |
出版社: |
葦書房 |
評価: |
5 |
カテゴリ: |
日本史
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コメント: |
葦書房が出版したオリジナル.
と或る旅館の女将が云っていた.「虚業よりも漁業,農業」
嘗て日本に当たり前に存在していた人々,文化,街を第三者の視点で
赤裸々に多方面から検証した日本近代研究に必携な一冊. |
関連本棚: |
大学教授
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ドイツ社会文化史
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著者: |
G. フライターク |
出版社: |
名古屋大学出版会 |
評価: |
4 |
カテゴリ: |
歴史
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コメント: |
ドイツ史を学ぶに当り避けられて通れない道はナチス政権下での彼らの思想や生き方ついてなどである。しかし,これより以前に”ドイツ人”とは一体何者なのか?と興味を持つ研究者も多いと思われる。
ーしかも,昔のこの特質には第二の特質が絡んで居る。皇帝から流浪の乞食に至るまで、誕生から死に至るまで,朝から夜中まで,人間生活の全てが,決められた儀礼,意味を持つ慣習,慣例となっている形式的言葉遣いで取り囲まれている。-
音楽,政治,文化,歴史ー現在でも世界から見ても優等生であり続ける独逸の正体について細かな考察が加えられている。 |
関連本棚: |
大学教授
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