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姑獲鳥の夏 (KODANSHA NOVELS)
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京極 夏彦
講談社
ISBN: 4061817981
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
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カテゴリ |
小説
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評 価 |
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コメント |
べっすぃ :
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友人に勧められて購入。
俺は陰陽座というバンドが凄く好きなのですが、「眩暈坂」という曲がこの本の導入部をモチーフにしてて、びっくりしました。
陰陽座好きは読むべし。
京極好きは陰陽座を聴くべし。
ちなみに・・・その友人を陰陽座に染めた反撃に「陰陽座好きなら読むべし」と勧められました(笑
・・・本の感想になってねぇΣ(‾□‾;
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fukasawa :
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ミステリというのは要するに犯人当て、謎解きです。
本作が単なるミステリではないのは、ここで解き明かすべきは犯人でもトリックでもなくシステムである点です。
そして妖怪は概念であるので、システムを動かす概念こそが、本シリーズの主題として引用された妖怪達であるわけです。
姑獲鳥、魍魎、塗仏といった妖怪は特に難しい。
その難しい妖怪である本作の姑獲鳥は最新作「陰摩羅鬼の瑕」でも再考を迫られています。
探偵役は古本屋を営む神主「京極堂」。ワトソン役には事件に私情を挟みまくり深入りしていく小説家「関口巽」。
職業探偵なのに一切調査をせず、結末の断片だけをヒントのように示す変人「榎木津礼二郎」。
システムの成立とその崩壊を描いているのは京極堂シリーズ全般に共通することですが
本作はその典型であり、主格である「関口巽」にとっては全ての始まりでもあります。
京極シリーズの初心者は、是非本作から読まれることをお勧めします。
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権太の既読 :
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発売されてすぐに購入。読み始めると止まらず徹夜で読みきった本。京極堂、関口、榎木津の3人のキャラもたち、そのほかの登場人物も面白い人たちがそろっていて、地の会話も楽しめる。恐るべき才能だと思う。
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最終更新 : 2004-08-19 01:42:00 +0900
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