もつくん2_deleted000_deleted000 :
|
下巻は馬上槍試合から始る。馬上槍試合は、A KNIGHT'S TALE(邦題ロックユー2001年公開、Queen、D.ボウイ、E.クラプトン等の曲が挿入歌として用いられているちょっと?な映画)でかなり迫力のある映像を観ることができるが、クライトンの筆力はそれに匹敵する。その後の話の展開は、ページを捲る手がもどかしくなるくらい、いいテンポでクライマックスへとまっしぐらに進む。こちらの世界のコントロールルームでの描写も、直接関与したいけれどそうもいかないという焦りが旨く書かれている。
ただ、ITCのあの人をあんな風にあぼーんしてしまうのはどうかと思う。あれは、殺人じゃないのか。
|