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脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
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著者: |
築山 節 |
出版社: |
日本放送出版協会 |
評価: |
★★★★ |
カテゴリ: |
01_自己啓発
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コメント: |
前作「脳が冴える15の習慣」に続く、築山先生によるいま流行りの「脳」関連本。前作に比べるとあまり医学的見地による見解は控えめとなっており、自己啓発的なテイストとなっていました。多少、手垢がついた感じの「術」も垣間見えましたが、でもまあそれも本当に重要な(効果のある)打ち手だから、いろんな方が口を揃えて提案しているのだろうと。<br>
以下、心に留めておきたいこと。<br>
<li>やる気が出ないとき:単純な作業をすることで「作業興奮」を発生させるとよい<br>
<li>意欲を高めるエネルギー源として、人からの感謝や評価を集めよう<br>
<li>まとまった時間ができるのを待つのではなく、細切れの時間を見つけて問題のごく一部でもいいから解決する。解決できなくても次に繋がるヒントだけでも残しておく<br>
<li>入力はただの入力。出力は「出力+再入力」<br>
<li>アイディアは無からは生まれない。「情報」と「制約」を脳に与え、思考の整理を進ませよう<br>
<li>アイディアをまとめたいときは目を休ませよう<br>
<li>「他人の脳で考えてみる」 ←ex.「松下幸之助さんならどう考えただろう?」<br>
<li>意欲低下、思考の混乱、ひどい物忘れ ←「あまりにも焦りすぎているから」という原因が増えてきているらしい<br>
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関連本棚: |
SKZ
T.Miyashima
村代官
ogijun
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嘘発見器よ永遠なれ
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著者: |
ケン オールダー |
出版社: |
早川書房 |
評価: |
★★☆ |
カテゴリ: |
99_その他
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コメント: |
うーむ。取り扱っているテーマはいかにも興味深いものなのですが・・・。なんだろう、ワタクシそもそも洋書自体が苦手なのかも。昔々のエピソードがチンタラと紹介されていくばかりで、速攻で退屈になってしまいました。あ、図書館で借りました。なので冒頭と締めだけを読んで返却しちゃいました。 |
関連本棚: |
SKZ
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幽霊人命救助隊 (文春文庫)
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著者: |
高野 和明 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
江戸川乱歩賞受賞作「13階段」でハラハラさせてくれた高野さんの描いたハートウォームフルなファンタジー。てかこういうのファンタジーと呼ぶのか分かりませんが、様々な想いを持って自殺をしてしまった4人?が力を合わせて制限日数内に「自殺予備軍」を自殺から救うというお話。浅田次郎あたりが好きな方にはグっとくるんでしょうね。この作品、最近無闇矢鱈と自らの命を落としている(ように見える)方々に、是非読んでもらいたいものです。「死んでも何にも解決にならない」とは本当にその通りなんだよ、と気付いてほしいものです。 |
関連本棚: |
権太
豪
ドリアン
サハコ
SKZ
melito
kan
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花まんま (文春文庫)
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著者: |
朱川 湊人 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
義理の妹に借りて読みました。さすが直木賞受賞作、表題作の「花まんま」にはグスンと泣かされました。舞台が「昭和×大阪×下町」と、正直言って苦手な世界観ではあるものの、短編だけにスっと読めました。「死」を取り扱ってお涙頂戴するのは手法としてベタではありますが、クセのない文体にも好感が持て、満足の一冊ではあります。<br>
収録:「トカビの夜」「妖精生物」「摩訶不思議」「花まんま」「送りん婆」「凍蝶」 |
関連本棚: |
SKZ
本日のコーヒー
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自衛隊裏物語-みんなの知らない国防組織の真実
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著者: |
後藤一信 |
出版社: |
バジリコ |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
99_その他
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コメント: |
元関係者、というワケではなく、小学生の頃から自衛隊の「追っかけ」やってましたーという著者による自衛隊の裏事情を集めた本。内部の関係者が書いた本でないからなのか、あまりリアリティを感じることができませんでした。福井晴敏あたりの小説を読む際の事前知識を得るため、なんていう使い方には適しているのかもしれません。<br>
個人的には階級の一覧が「なるほどなー」でした。階級ごとの目安となる月給額が載っていたり、警察組織でいうと何に該当するか、といった比較が載っていたり。<br>
・・・大変なお仕事をしているワリに薄給で頑張って下さっているのだなあと。何かと不祥事が絶えないことも、何だか理解できちゃうような気がします。 |
関連本棚: |
一無
SKZ
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しゃぼん玉 (新潮文庫)
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著者: |
乃南 アサ |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
犯罪を重ねに重ねて殺人まで?と堕ちるところまで堕ちた青年が、逃避行の末に流れ着いた宮崎の山奥の農村での生活を通して「気付く」までの物語。青年の荒んだ内面が徐々に透き通っていくまでの過程が淡々と丁寧に紡がれる。感動作は感動作なのでしょう。感受性の高い(高すぎる)ヨメは嗚咽つきで号泣してしまっていましたが(^^;<br>
鋭利なナイフを彷彿とさせるミステリーの書き手、そんな印象しかなかった乃南アサ先生ですが、こんな作品も書けるのだなあと。 |
関連本棚: |
kojikoji1212
SKZ
reiko510の2014
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家日和
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著者: |
奥田 英朗 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
★★★★☆ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
久しぶりの奥田節に酔いしれてみた。相変わらず「ウマイな~」と唸らされる、なんて上から目線ですが。ウサギ小屋ではあっても「腐ってもマイホーム」を持っている身としては、〝一国一城の主〟は本当はヨメだったりするなんていう台詞に強く共感を覚えてしまったり。そうそう、奥田さんの小説は、ちょっとした人物描写がいちいちツボに嵌ってしまうのですが、本作品のベストは「松本清張みたいに下唇を突き出してムクれる」的な言い回しw<br>
収録:「サニーデイ」「ここが青山」「家においでよ」「グレープフルーツモンスター」「夫とカーテン」「妻と玄米御飯」 |
関連本棚: |
SKZ
あっつん
彩 2009
kimbook
nobuo_o
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元刑事が明かす警察ウラの掟―公安警察、刑事警察、交番…内側からみたホントの警察官
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著者: |
北芝 健 |
出版社: |
日本文芸社 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
99_その他
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コメント: |
最近やたらとメディアに露出しているコワモテの北芝さんの著書。交番勤務から公安警察まで。それなりに幅広い警察経験をお持ちの北芝氏だけに、ライブ感のあるエピソードが幾つかあってソコソコ楽しめた。でもなあ、これは編集側の問題なのかもしれないけど、まえがきもあとがきもなく、中のエピソードの並びも何だかいい加減で、ちょっとその辺りの手抜き感に萎えてしまいました。 |
関連本棚: |
SKZ
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リミット (講談社文庫)
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著者: |
野沢 尚 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
★★★★☆ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
さすが野沢尚!面白い!・・・ていうか恐い。<br>
誘拐された7歳になる最愛の息子を取り返すべく女刑事が奔走する、簡単に言ってしまえばそんなお話ですが、何だかハリウッド映画を観ているような興奮を覚えました。ジョディフォスターがあと10歳若かったら、主役にバッチリ嵌ってしまうのだろうなあ。<br>
8歳の娘がいる身としては、人込みの中で決して目を離してはいけないのだ!と心に誓ったのでした・・・。 |
関連本棚: |
owada
OG3
nikkoro
らいさん
さをり
しぃー3
井上裕太
tian
SKZ
おみきち
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白いへび眠る島
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著者: |
三浦 しをん |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
直木賞を獲った「多田便利軒」で俄かファンになってしまった三浦しおんですが、こいつは正直お口に合いませんでした。青春モノともファンタジーとも呼べるジャンルなのでしょうが、ちょっと淡々とし過ぎていて。途中を読み飛ばしてしまいました。他の作品に期待。 |
関連本棚: |
R.田中二郎
さき
SKZ
にしのみやねこ
フサコ
娘のパパ
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栄光一途 (幻冬舎文庫)
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著者: |
雫井 脩介 |
出版社: |
幻冬舎 |
評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
雫井氏のデビュー作。新潮ミステリー倶楽部賞だか何だかの賞を獲った作品とのこと。続編とも言える「白銀を踏み荒らせ」を先に読んでしまっていた(しかもあまり面白いと思えなかった)こともあってか、ううむ、やはり「犯人に告ぐ」のようなのめり込み感には乏しい作品でした。<br>
日本の伝統武術である柔道界にドーピング疑惑というタブーを絡めるという舞台設定には斬新なものを感じさせられましたが、終盤までどうにも平坦に進むストーリー展開に、少し飽きてしまいました。<br>
最後の最後に急激に速度を上げて話が二転三転する辺りは圧巻ではありますが、一方では解説の法月氏も指摘している通り「んなアホな?」的な終結の仕方でもあります。雫井氏にしてみれば、賛否両論があるのを承知で確信犯的に書いているのかもしれませんが。言われてみれば、ラストにどんでん返し(というかある種「荒唐無稽な結末」?)があるのは、「火の粉」や「虚貌」辺り
にも現れていたのだなあ、と。それはそれでクセになるかも知れませんが。 |
関連本棚: |
くうたん
二代目平蔵
平蔵2
SKZ
scaile
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クローズド・ノート
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著者: |
雫井 脩介 |
出版社: |
角川書店 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
映画化もされてそれなりに評判も高かったようであるこの作品、なるほどミステリーの書き手である雫井さんが書いた「純愛小説(?)」とあって確かに物珍しさはありました。が、どうでしょう?映画の方は観ていないので何とも言えませんが、ううむそれほどこの作品には感動を覚えられなかったのでした。伊吹先生は本当に素敵な先生だなあとか、天然ボケの香恵ちゃんは可愛いなあとか、全編に渡ってとにかく仔細に描かれた「万年筆」が無性に欲しくなってしまったりとか、それなりの感慨もあったのですが。やはり雫井氏はミステリーを書かせてナンボな方なのだろうなあと。 |
関連本棚: |
2007年・しんじ
えりぃ
みやのすけ
浅夏
SKZ
nozz -2007
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/SKZ/4120038890
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著者: |
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出版社: |
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評価: |
★★★ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
竹島=朝鮮との国境で繰り広げられる「事変」を巡り、公安警察と刑事警察の矜持がぶつかり合うミステリー。なんて書くといかにも面白そうな、ワタクシのツボに入りそうな物語のはずなのに、何だか消化不良感が拭えない。終盤になってようやくハラハラさせる展開になったものの、それまでは東京を舞台にした平板なストーリー展開がつらつらと。<br>
諜報モノなら福井晴敏、警察モノなら横山秀夫、それなりに目が肥えてしまっているからか、ちょっと物足りなく感じてしまったのかなあ。登場人物の一人ひとりに感情移入できなかったことも、その要因かも。決して力量の低いとは思えない誉田氏、次回作に期待しましょう。 |
関連本棚: |
森乃屋龍之介
SKZ
KTY
しのぴー
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恋愛時代〈下〉 (幻冬舎文庫)
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著者: |
野沢 尚 |
出版社: |
幻冬舎 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
09_娯楽
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コメント: |
ご近所文庫からお借りした一冊(^^<br>
野沢尚さん、乱歩賞を獲った『破線のマリス』だとか、何かのアンソロジーもので読んだ短編だとかから、ミステリー作家だと勝手に決め付けていましたが。いやいやなかなかどうして、こんなにベタベタな恋愛小説も書かれていたのでした。<br>
第一子の死産をキッカケに1年3ヶ月という短い結婚生活にピリオドを打ったはずの夫婦が、離婚後もグダグダと「知人」関係でいつづけ、旦那は旦那でやたらとモテて(ちなみにヨメもモテるんだこれが)、周囲を巻き込むだけ巻き込んで最終的に二人はヨリを戻すのかどうなのか、そんなストーリー展開。<br>
ああ、これはすぐにでもドラマ化できるようなエンターテイメント作品だなあなんて思っていたら、野沢氏の本業は脚本家ですと。なるほどねー。<br>
ちなみにこの作品、韓国で2006年にドラマ化されていたんですと。ふーん。 |
関連本棚: |
SKZ
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伝える力 (PHPビジネス新書)
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著者: |
池上 彰 |
出版社: |
PHP研究所 |
評価: |
★★★☆ |
カテゴリ: |
02_ビジネス
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コメント: |
池上彰さんは、本当に分かりやすい表現をすることに最大限配慮してくれる方です。これまた「目から鱗」的な気付きはなかったものの、自身が出来ていないことを改めて気付かされる良書でした。<br>
まあ三十路も後半に突入したオサーンが読むにはイマサラ感が拭えませんが。新社会人の皆さんに是非手にとってもらいたい一冊です(←親父目線)。<br>
<li>〝謝罪〟は危機管理になる(ひとこと謝られることで、なんとなく納得し、なんとなく許してしまう。日本的といえば日本的)<br>
<li>書くときも話すときも「もう一人の自分」を常に意識する<br>
<li>「簡単なことは簡単に」「難しいことも簡単に」<br>
<li>話の苦手な人は、えてして間合いのとり方が苦手(落語に学ぼう)<br>
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関連本棚: |
SKZ
DondanZ
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二瓶
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