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彩花がおしえてくれた幸福
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著者: |
山下 京子, 東 晋平 |
出版社: |
ポプラ社 |
評価: |
☆☆☆ |
カテゴリ: |
手記
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コメント: |
あの「酒鬼薔薇聖斗」によって娘を殺害された母による手記の三冊目。反響を呼んだ前作を読んでいない上に、この事件や関連本を読みたいと少しも思っていませんでした。しかし、ある人が紹介していた内容に興味をひかれて手にとる気になったのです。読んでよかったですね。単純に犯人の更生を望むと言っているわけではないということ。「本当の意味で償ってもらうには、やったことの重さを背負ってもらわんとあかん。だから、私は加害者に人間の心を取り戻してほしいし、まともな人間になてもらいたい。それは、許すということとは違うんです。許すなんていうことは、絶対にできないことやから」 |
関連本棚: |
eikoさん
無手
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追伸―二人の手紙物語
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著者: |
森 雅之 |
出版社: |
バジリコ |
評価: |
☆☆☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
いやあー、これは作者も気恥ずかしいと仰るように若さ満開の純愛です。でも、そのまっすぐで青臭い物語が嫌味にならないのはこの作品の良さなんだろうと思います。(札幌出身の私の身贔屓はかなりあるでしょうが)携帯電話のない時代に、思いを相手に伝える時のもどかしさと時間差があることの大切さがなつかしく思い返されます。携帯電話時代の現代の若者は大変ですね。空や星や雪の絵が青春時代に連れ戻してくれました。 |
関連本棚: |
eikoさん
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スポーツ詩集―詩集
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著者: |
川崎 洋 |
出版社: |
花神社 |
評価: |
☆☆ |
カテゴリ: |
詩集
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コメント: |
アンソロジーはやはりまとまりがなくなってしまうのかしら。村野四郎氏の『体操詩集』からの数編はさすがに一貫した世界があり、運動する身体を言葉でみせてくれる。この本を読み進めている途中で、代表編者である川崎洋さんの訃報に接しました。川崎さんの詩をほとんど読んだことがありませんでしたが、この詩集の中の「走る」という詩が心に残りました。
”世の中/なにがいったい正しいことなのか/断言するとなると ためらってしまう//ただ はっきりしているのは/力の限り走って/走って走って/走り抜いて/土の上に転って/閉じた瞼の裏に/空の青さが透けて映ったときの/あおの いい気持ち//馬力はもうひと雫も残っていないのに/心は存分に充電されてずしりと重い//あの気持ち//これだけは間違っていない と/うなずけるのだ” |
関連本棚: |
eikoさん
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女子高生のための文章図鑑
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著者: |
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出版社: |
筑摩書房 |
評価: |
☆☆ |
カテゴリ: |
文学
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コメント: |
昆虫図鑑や植物図鑑のように文章がいろいろ載っているから「文章図鑑」。
そうなんだ!普通の図鑑みたいに好きなところをあちこち読んだほうが楽しめたんですね。最初から順番に読んだから疲れちゃったわけですか。総じて翻訳文が読みにくかったのは訳者の問題なのかしら。もう少し良い訳の文を紹介していただきたかったです。 |
関連本棚: |
eikoさん
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国語と私たち (高校で何を学ぶか)
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著者: |
小野 牧夫, 林 悦三, 依田 丈治, 神林 桂一, 丸尾 寿郎 |
出版社: |
大月書店 |
評価: |
☆ |
カテゴリ: |
教育
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コメント: |
組合活動なんかに熱心な先生方が書いた文章って印象でした。 |
関連本棚: |
eikoさん
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どうしてYesも言えないの―アメリカ人が見た日本の学校現場
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著者: |
堀田 佳男 |
出版社: |
労働旬報社 |
評価: |
☆ |
カテゴリ: |
英語教育
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コメント: |
JET(外国語指導助手)として日本の英語教育現場にかかわった外国人からの聞き書きなんですけど、何十年たっても日本の英語教育はかわりませんねえ。英語教育を改革する気があるのかないのか。文部省はなあーんにもわかっちゃいないのか、わかっていても変えたくないのかどっちなのでしょう。JETを大量に送り込んだって何をするのかちゃんと方針が決まっていなければ効果が現れるはずないんです。ちょいとひっかかったのは副題が「アメリカ人が見た...」ってなってますけど、ほかの国籍のJETの方も登場するのにねえ。 |
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eikoさん
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君の思いは必ず実現する―二十一世紀の子供たちへ
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著者: |
稲盛 和夫 |
出版社: |
財界研究所 |
評価: |
★ |
カテゴリ: |
人生論
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コメント: |
これは企業の経営者にとっては「いい生き方」なんでしょうけれど、私はもっと違うことを若い人に考えてほしいですね。本田宗一郎の自伝のほうが数倍魅力的ですすめたい。企業経営者の本は新興宗教の教祖の本とたいして違わないのでうんざり。寄贈されてくる本はなんでこう胡散臭いのが多いのでしょうね。 |
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eikoさん
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死ぬまでにしたい10のこと (ヴィレッジブックス)
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著者: |
斎藤 薫, しまお まほ, 酒井 順子, 角田 光代, 八塩 圭子, 室井 佑月, 倉田 真由美, 谷村 志穂, 横森 理香, MAYA MAXX |
出版社: |
ソニーマガジンズ |
評価: |
★ |
カテゴリ: |
エッセイ
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コメント: |
話題の同名映画は観てないのですが、推薦文など読んでみて手に取ったのですが...。書き手女性著名人10名の名前をみてまずイヤナ予感。ちょっと読んで予感的中。誰か一人でも心に残ること書いてくれるかと期待して最後まで読んで、無力感しか感じない本でした。あー、時間もったいない。 |
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eikoさん
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