もつくん2_deleted000_deleted000 :
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権太さんの書評を見て、図書館で借りてきた。推理小説としては今ひとつの感は否めないけれど、冒険小説として読むと文句なしに面白い。
しかしねぇ、最後まで諦めるということをしなかった水無月健一郎が、あそこまでたどり着きながら、そこで力尽きてしまうというのは、どうなんだろう。彼なら、なんとかして竪穴を上ってはい出るとか、狼煙を起こすとかしてまうような気がする。もっとも、生還してしまってはこの小説自体が成り立たないことになってしまうので、作者としてはあのようにするしかなったのだろうけれど。
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