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クレジットカードの知識 (日経文庫)

水上 宏明
日本経済新聞社
ISBN: 4532110866  紀伊國屋, Amazon, WebCat
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sunomitsu : カード業務に関する基礎的知識から 業界の将来展望・課題までを一通り紹介している。 カードに関しての知識習得の第一歩としては最適な本。
3cr : クレジットカード全般について記載された入門書。
コンパクトにまとまっていて読みやすく良いです。

1.クレジットカードの仕組み、業務
・信用調査、オーソリゼーション(販売承認)、債権回収
どういった業務かを色々と。

2.クレジットカードに関わる法律
・割賦販売法、貸金業規制法
クレジットカードに関する法律は、ものに対する(分割払い、リボルビング払い)法律である「割賦販売法」、キャッシング部分に対する法律である「貸金業規制法」が存在します。
これら法律には矛盾点もあり、また管轄庁も異なる(割賦販売法は経済産業省、貸金業規制法は金融庁)ため重複する管理コストが発生しています。
こういった問題点を解消するためにも統一した法律「統一消費者信用法」が必要ではないかと提言しています。

3.クレジットカード産業
・電子マネーとの共存
暗証番号の入力が必要なデビットカードは導入から8年が経過したが欧米のようには流行っていないです。
しかし、手軽な決済が可能な「Edy」や「Suica」といった電子マネーは日本の文化に適しているようで発行枚数が増えてきています(「Edy」は1620万枚(2006年3月時点)、「Suica」は1536万枚(2006年2月時点))。
日本ではクレジットカードが本線で電子マネーが加わり、アメリカの水準並に非現金主義化していくのではと述べています。
これは、電子マネーのオートチャージ(事前に設定した値以下に電子マネーが減ったらクレジットカードから自動的に電子マネーへチャージする機能)といった機能からも推し量れると思います。

4.課題
・自己責任、カウンセリングと教育
日本人は一般的に契約に関する認識が甘く、自己責任という意識が低いと言われています。
クレジットカードの請求明細はきちんと確認するなどといったカード利用者の責任を全うすること、また、20万件以上も自己破産申立が存在する今日、多重債務者に対する教育、カウンセリングも重要ですと。
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最終更新 : 2009-01-02 17:13:48 +0900
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