コメント: |
実はまだ最後まで読んでないのですが・・・
佐藤賢一さんの本は、これまで何冊か読んでいるけれど、ぴったり来る場合とそうでない場合があって、私にとっては当たり外れ(?)のある作家さんの一人です。「王妃の離婚」や「カルチェ・ラタン」は当たり。「傭兵ピエール」ははずれ。いや、別に面白くないというわけでは決してないのです。題材があわないのか、その時に読むべき本でなかったのか。
この本もどうもはずれみたいで、一気に読んでしまおうという気になれなかったのが残念。今は読むべき本でないのかもしれません。
題材は13世紀初頭のフランス。オクシタニアという本の題名を見たのは、社内の吊広告。どっかのお姫様の話かと思った辺りが、まずやばい。とりあえず、裏に書いてあるあらすじも読まずに購入し、その足で向かった定食やさんでご飯を待っている間に読み始めたところ、佐藤さん独自の、あのえもいわれぬシュールな表現にノックアウトされてしまったわけです。ご飯時のお供にする方もする方なのでどうしようもないですが。
でも、この著者の本を読んでいて得られるドキドキ感は、この本でも同じく得られそうなので、頑張って読みきりたいと思います。
|