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(28/37)冊
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魔法の王国売ります! (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 1)
著者: テリー ブルックス
出版社: 早川書房
評価: ◎◎◎◎◎
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コメント: 面白い! 書評を読んでこの本を買ったのだが、誰のどういう書評だったかは、すっかり忘れてしまった。にしても、今まで読んだファンタジー系の本とはどれとも違う設定でよかった。名作の部類に入るのでは?と絶賛。こういう本こそ、映画化に向いているのでは。 でも『シャナラの剣』と書いた人だとは。『シャナラの剣』は『指輪物語』の二番煎じのようなイメージで、手が伸びなかったのだが、考えをあらためようと思う。
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朗読者 (新潮クレスト・ブックス)
朗読者 (新潮クレスト・ブックス)
著者: ベルンハルト シュリンク
出版社: 新潮社
評価: ◎◎◎◎◎
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コメント: ドイツ人作家。第二次世界大戦後すぐのドイツ、15歳の少年が出会って、恋におちた36歳の女性とのお話。物語は3部にわかれていて、1部が恋、2部が女性の過去、3部が少年が大人になってその女性とのことをどう考えるか、というシンプルな構成。全編を通してすごく静かな時間が流れている気がする。それだけに、お話を通して突きつけられるものは重みを増す。日本人として、戦争を知らない世代としても読むべき一冊だと思う。そういうこと関係なしにも、人の罪とか罰とかを遠いものとしてではなく、身近に考えさせる。最初『マレーナ』みたいなものだと思っていたら、大間違いでした。
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ポーの話
ポーの話
著者: いしい しんじ
出版社: 新潮社
評価: ◎◎◎◎◎
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コメント: 名作です。 いしいしんじさんは進化をし続けている。本当にすごい作品です。
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アイ・アム・デビッド (角川文庫)
アイ・アム・デビッド (角川文庫)
著者: アネ ホルム
出版社: 角川書店
評価: ◎◎◎◎◎
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コメント: 感動作です。デンマークの児童文学作家の代表作らしいけれど、すばらしい。赤ちゃんのときから、強制収容所で育ったデビッド。自分のことで知っているのは名前だけ。その彼が、収容所を脱走して、自由の国を目指して歩き続ける。舞台は、はっきりとは書いていない。デビッドは笑うことを知らず、数カ国後を理解し、暴力をこよなく憎み、大変賢い。でも、普通の子どもにあるようなものが欠けている。それが何か自分ではわからないけれど「僕はデビッド」と何かの呪文のように唱えながら前に進み続ける姿は感動以外何ものでもない。映画がみたいと思った。
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黒いユニコーン (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 2)
著者: テリー・ブルックス
出版社: 早川書房
評価: ◎◎◎◎◎
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コメント: これもまた面白かった。シリーズものにありがちの、やっちゃった感はあまりなかった。でも巻末についている解説の第三巻の話を読むと、んんん三巻目を読むべきか、読まざるべきか、考えてしまう。読んでがっかりするのはいやだなぁ。 ま、それぐらい、ここまで面白かったってことだよ。しかもユニコーンは何やらすてきなことをいうし。
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邂逅の森
邂逅の森
著者: 熊谷 達也
出版社: 文藝春秋
評価: ◎◎◎◎◎
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コメント: 良かった。直木賞受賞作。ずっと気になっていたけれど、なかなか読めなかった代物。 大正時代、東北地方のあるマタギの一生。 全体のストーリーとしてはよくあるパターンかもしれないけれど、それが、「マタギ」という生き方と、時代の変化がくっついて、壮絶なある男と熊と女の一生ものになっていました。私が女性であるからかもしれないけど、主人公の妻の生い立ちと、そうせざるを得なかった生き様みたいなものが、強烈に残った。
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ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)
ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)
著者: アンドレイ・クルコフ
出版社: 新潮社
評価: ◎◎◎◎◎
カテゴリ:
コメント: ファンタジーにカテゴライズしてしまったが、よかったんだろうか。おもしろかった。 タイトルにあるように、読んでいる間ずっと「憂鬱」な空気が流れているんだけど、全然気にならない。というか、その雰囲気にのまれてしまった。「物語」はロシア(だっけ?)のある売れない短編作家が、ゴーストで新聞の「死亡記事」を書くことになる、ことから始まる。短編作家は、動物園が飼えなくなったペンギンを引き取って、一緒に暮らしている。でもペンギンは不眠症で夜中にペタペタと台所を歩いていたりする。それは、ま、物語の本筋とはあまり関係ないのだが、主人公が書くことになった「死亡記事」はまだ生きている人について書くというもので、新聞社の編集長にいわれて書いた人が、次々と死んでいく…。ということで、サスペンス調もはいっていたりするんだけど、ここはあえて、「物語」性を買い、ファンタジーに入れてみた。
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本当はちがうんだ日記
本当はちがうんだ日記
著者: 穂村 弘
出版社: 集英社
評価: ◎◎◎◎◎
カテゴリ: エッセイ
コメント: 秀逸。 こんなに役に立たなくていいのか、っていうくらい、言ってしまえば「くだらない」のだが、おもしろい。なんでそんなことを考えるの?!って毎回突っ込みたくなるけど、その分鋭い。 夢と現を行き来していて、でも読んでいる方はそれがすべて現に見える。 歌人なので、文章のリズムがすごくよくて、読んでいて気持ちがいい。
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この町の誰かが (創元推理文庫)
この町の誰かが (創元推理文庫)
著者: ヒラリー ウォー
出版社: 東京創元社
評価: ◎◎◎◎◎
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コメント: いや、名作でしょう。 恩田陸さんがきっかけでこの本を手にとったけど、宮部みゆきさんの『理由』もこの本のスタイルを元にしたらしい。 ある町で、普通の女子高生がレイプされ、顔をハンマーでぐちゃぐちゃに殴られて殺された。犯人はこの町の誰か。お話はインタビューや証言で進められていく。 結局はそのお話を書いているのは犯人で、だからこそ最後まで犯人が出てこない(だって、いろんな人の話をまとめたりしているから)、緊迫感、小さな町の閉塞感、個人が持っていた毒が、殺人によっていろいろな方向から出てくる感じが、耐えられないくらいにおもしろい。ということで、耐えられなかった私は、先に犯人が誰か確認してから読んでしまった。それでもおもしろい。
関連本棚: たこ
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やぶにらみ科学論 (ちくま新書)
やぶにらみ科学論 (ちくま新書)
著者: 池田 清彦
出版社: 筑摩書房
評価: ◎◎◎◎
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コメント: いろいろな雑誌に書いた短めのエッセイをまとめたもの。そのため「寄せ集め感」は否めないが、一つ一つのエッセイがよいので、やはりよろしい。 地球の温暖化はウソ? とか、「情報」という名の「洗脳」に気をつけろ!っていう感じ。 自分の頭で考えればすぐに見破れるウソをばったばったと斬り倒す。面白い。
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夜のピクニック
夜のピクニック
著者: 恩田 陸
出版社: 新潮社
評価: ◎◎◎◎
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コメント: 久しぶりに、寝不足もなんのそので読んだ。 とある高校の1泊2日80キロ踏破する、「歩行祭」なるものが舞台。 もう設定からして、私にとっては意味不明で面白かった。「歩行祭」のために、全校生徒のジャージが「白」であるとか、3年生にもなると、途中で脱落するのがイヤで泣き出す子が出てくるとか、まったく細々とした設定がツボをおさえる。 きっと高校生が読んでも、新入社員が読んでも、バリバリ仕事をしている40代が読んでも、おじいちゃんが読んでも、それぞれの世代の楽しみ方ができる本なのでは、と思った。
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影との戦い―ゲド戦記 1
影との戦い―ゲド戦記 1
著者: アーシュラ・K. ル・グウィン
出版社: 岩波書店
評価: ◎◎◎◎
カテゴリ:
コメント: この本とは、運命的な出会いだった。
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物は言いよう
物は言いよう
著者: 斎藤 美奈子
出版社: 平凡社
評価: ◎◎◎
カテゴリ: 批評
コメント: 齋藤美奈子さんの得意分野でしょう。 この人の皮肉り方が、もう大好きさ。分析もすばらしいし、って絶賛するしかできないから、評価は低めに。
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対岸の彼女
対岸の彼女
著者: 角田 光代
出版社: 文藝春秋
評価: ◎◎◎
カテゴリ:
コメント: 噂の直木賞受賞作を遅ればせながら読みました。お話は、主人公の女の子の高校時代と30代の様子を平行して描かれて進む。なんて説明していいのかわからない、そんなに複雑な構成ではないと思うんだけど。出版社の説明は「全く違う二人の女の友情は成立するのか!?」みたいになってるけど、そんな単純なものではないと思う。でも考えさせられる、すごく。しばらく時間がたってから改めて読んでみたい。そんな一冊です。
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見習い魔女にご用心―ランドオーヴァー〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)
見習い魔女にご用心―ランドオーヴァー〈5〉 (ハヤカワ文庫FT)
著者: テリー ブルックス
出版社: 早川書房
評価: ◎◎◎
カテゴリ:
コメント: 「ランドオーヴァー」シリーズの第五巻。第四巻がさほど面白い出来ではなかったから、時間をおいて読んだ。新キャラで主人公の子どもが登場して、物語にスピード感は戻ってきた感じがする。けれども、「ランドオーヴァー」という世界がいかされている感じがせず、地球の世界が出てくるのも、どこか間に合わせ、という印象であった。原書の方でも第六巻は出ていないようだから、そんなものか。『シャナラの剣』は読むべきか悩むところだけれど、このシリーズは普通でした。
関連本棚: たこ nyarl hide-t
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はい、泳げません
はい、泳げません
著者: 高橋 秀実
出版社: 新潮社
評価: ◎◎◎
カテゴリ: エッセイ
コメント: ずっと泳げなかった著者が、スイミングスクールに通い、上達(?)の様子を克明に記録している。まったくもってすっとぼけた親父で、最高に面白い。 コーチが指導している日本語が理解できない、というくらい泳げない著者が、「水に泳がせてもらう」というなんか悟りの境地を探りだす。 抱腹絶倒もの。
関連本棚: たこ
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コバルト風雲録
コバルト風雲録
著者: 久美 沙織
出版社: 本の雑誌社
評価: ◎◎××
カテゴリ: エッセイ
コメント: 面白かったか? 三分の一はライトノベル?の歴史について突っ走って述べている。そう、「突っ走っている」。そのあたりが、かなり懐かしく、コバルト終盤期の世代の私としては知らないことも多くて、でも調子は「そう、これこれ」というものだったから、非常にテンション高く読み進めた。久美沙織さんのコバルトは読んだことがないけれども。でも、コバルト文化は共通なんだなと思って。しかし、残り三分の二はうってかわって辛かった。もうそんな歳じゃないことの証拠なんだろうか、それともほかの理由があるのだろうか。すごーく皮肉に読めば、苦労話という名の自慢話でもあるところか。んーでも楽しんだよ。
関連本棚: たこ kiwa 平蔵
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大魔王の逆襲 (ハヤカワ文庫FT―ランドオーヴァー 4)
著者: テリー ブルックス
出版社: 早川書房
評価: ◎◎
カテゴリ:
コメント: ここにきて、シリーズまんねりか。まんねりってほどではないけれど、いまひとつ乗れないまま最後までいってしまった。主人公がアイデンティティを失い、自分がもっとも恐れている姿になっている。それに気づき、罠から抜け出さなきゃいけないんだけど、それってどっかで聞いたことのあるような…。次巻で最後(今のところは)だから、ま、それまでは読んでみるけど、当初よりm気力が薄れてきた感じは否めません。このテリー・ブルックスさんという作家は『シャナラの剣』を書いている人だけれど、王道ファンタジーより、エンターテインメント系の人らしい。ファンタジーじゃないのも読んでみるか。
関連本棚: たこ nyarl hide-t
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アヴェンジャー  (上)
アヴェンジャー (上)
著者: フレデリック・フォーサイス
出版社: 角川書店
評価: ◎◎
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コメント: ものすごい期待させられてます。 上巻だけでは今後どうなっていくのかさっぱりわからない。それなのに面白い。登場人物が多いけど、いまのところよくある混乱もなく。 ただ、軍事ものの話がこまかすぎると、ついていけなくなる。きっとそういうところも、ぐっとくるところなんだろうけど、いまいちピンとこず。 しかし、純粋にストーリーに引き込まれている。
関連本棚: たこ psi
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アヴェンジャー  (下)
アヴェンジャー (下)
著者: フレデリック・フォーサイス, 篠原 慎
出版社: 角川書店
評価: ◎◎
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コメント: すごく期待させられただけ、帯文とのギャップ(?)にだまされた感じがあった。 でもそりゃ、いくらなんでも9.11を題材に使うといっても、そりゃそうだよなぁ…。と思うけどさ。結構がっかりしました。何を期待していたんだか。 ま、それはおいていて、お話は最高でした。心地よい裏切られ感もあり、ドキドキハラハラもあり。フォーサイスをそんな程度に読んでいいのか? とも思うが、あう、あわないもあるし。 フォーサイスは初めてだし。 いや、面白かったです。
関連本棚: Kazz たこ psi
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