|
フィッシュストーリー
|
|
伊坂 幸太郎
新潮社
ISBN: 4104596027
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
|
カテゴリ |
|
評 価 |
|
コメント |
SKZ :
|
伊坂くんの最新刊。過去の作品に登場した脇役を主役にした短編集、という触れ込みだったものの、実際は「クールな空き巣(探偵)の黒澤」が重要な役を演じる作品2編とラッシュライフに出てきた河原崎の話と、もう一編は・・・あれ?誰か出てたかな?
とまあ触れ込み通りだったかどうかは抜きにしても、相変わらずクスリとさせられる、ウィットの効いた会話のキャッチボールが展開される良質な作品が収められています。巧みな伏線の張り方は相変わらずで感心するばかり。
出色は最終話、書き下ろしの「ポテチ」。タイトルの安っぽさから侮ってはなりません。親子って何?なんてことをしみじみと考えさせられる、感動作に仕上がっています。主役の今村くんのキャラは、とにかく愛しい。友達に欲しいぐらいw
収録:「動物園のエンジン」「サクリファイス」「フィッシュストーリー」「ポテチ」
|
wkt :
|
「ポテチ」の最後に涙が止まりませんでした。
|
ピロコ :
|
珠玉の、とつけてもいいと思う短編集。「動物園のエンジン」伊坂幸太郎は、登場人物の距離感が絶妙だと思う。「サクリファイス」伊坂ファンにはおなじみ・黒澤さんの短編。「フィッシュストーリー」あれがこうして、こう繋がって…という物語の練り込み具合がやはり良い。黒澤に一杯食わせた老夫婦も再登場(笑)「ポテチ」展開は読める。不可思議な行動をとる今村の“理由”が見えてきた時にシーンがよみがえる。
2012年10月11日
|
|
他の本棚 |
ci, aya, SKZ, メガネ, みみすけ, amo, えりたん*修行中, らいさん, ヌマシタ, wkt, messy monkey, みかげ, mattdamon3, あさと, ナオコ, ピロコ, 桂の人2
|
最終更新 : 2012-01-22 01:28:05 +0900
|
カテゴリ |
|
評 価 |
|
コメント |
|
|
|
|