(百式氏のページから引用:)
良い本はその本全体の主張がびしっ!と通っていて、ちょろっと一言紹介するだけでは十分説明できない、というのが僕の主張ですが、そうした本の中の一冊(なのでなかなか東京ブックで紹介できんかった)。
この本は古典的な行動分析学がわかりやすくストーリー仕立てで書いてあります。学術書でありながら(なのかな?)、読みやすさは抜群です。
主張自体はちょっと学問的ですが、それほど難しくないのですぐ習得できます。つまるところ、問題が発生し続ける行動となっているのは何か?それをどう変えればよいか?ということがわかる問題解決手法です。
いくつかのルールからこの手法がなりたつのですが、個人的にもとっても役に立っています。この本を読んでから「問題は気合で解決!」ということがなくなりました。
なおこの本では人間関係から職場の生産性向上まで、いくつかのケーススタディを使ってこの手法がどう有効であるかが繰り返し書かれています。この場合はどうなの?ということに丁寧に答えていて、とってもわかりやすいです。
現場で使う場合はこの手法になにか名前をつけるといいかもですね。「問題が起きたら○○で解決してみようよ!」といえる職場はとっても素敵かと思われ。
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