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食堂かたつむり (ポプラ文庫)
小川 糸
ポプラ社
ISBN: 4591115011
紀伊國屋
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評 価
コメント
0014 :
話題性が縁じゃない、と言えば嘘になる。実は、「経済小説」のブックガイドにも載っていたので、気になったという面も。今回は、まず、映画をDVDで観た。それから、原作を読んでみることに。映画との違いに、やっぱり気を引かれた。恐らく、原作のまんま映画化してしまと、ジャンルも変わり、PG‐12とか指定されてしまうのだろうな、と思えた。なので、映画は映画として、似て非なるもの、として楽しめた。で、この作品、とても楽しめ、そしてジーンとさせられ、面白かったし、考えさせられた。映画ほど露出はなかったものの、おかんとエルメスの存在感は、この作品の真髄。そうして究極的には、人間が生きるということ、を考えさせてくれる、いい作品だと感じた。
ピロコ :
ゆるゆるとした、固さのない文章で、するりと入ってくる。非現実的だけどリアルという両極端な要素がうまく収まっている。主人公をはじめ、おかん、エルメスらの登場人物すべてに通じるのは、生と性と死。個人的にこれが好きかと言われると、★★★★ではないなと思うが、これは個人差だろう。 2012年6月1日
oi読書倶楽部 :
ふかわ☆:人生に疲れたとき読むとよいと思う。○豚のエルメスに感情移入。寛容な豚さんに尊敬のまなざし・・・。
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最終
更新
: 2010-04-28 20:22:44 +0900
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