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ものぐさ精神分析 (中公文庫)
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岸田 秀
中央公論社
ISBN: 4122025184
紀伊國屋,
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評 価 |
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コメント |
監獄人 :
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どのテーマでも基本的には同じ事が書かれている。幼態成熟の結果、人間の本能はずれてしまい私的幻想のイメージを介してしか外界に接触できず、そのイメージを言語で記述し、個体保存と共に各人のナルシシズムを吸収したものが文化として生み出され、我々は共同幻想の世界に生きている。衝動も欲望も本能とは違い、一度断念し抑圧された過去の本能の対象がイメージとして形成され、その復元を求めるものである。我々のイメージを到達し得ない現実に限りなく近づけようという意志と個体保存の本能が文化を形成している。 他者の協力なくして個体保存もありえない、その為に互恵的利他行動をスムーズに行う媒介として言語が発達した、とかは書かれてない。
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利絵論 :
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これから岸田氏最新作を読もうと思ってるので、唯幻論のおさらいに引っ張り出してきた。
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他の本棚 |
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最終更新 : 2007-11-11 18:23:33 +0900
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