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いつまでも学生でいたがっている、本棚 → もうすぐ学生も終わりそうです。涙
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大学で何を学ぶか (幻冬舎文庫)
浅羽 通明
幻冬舎
ISBN: 4877287051
紀伊國屋
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評 価
コメント
yuco :
わたしが持っているのはこの文庫版ではなくて単行本版だけど。ちなみに著者サイン入りである。
監獄人 :
主に文系の大学生の就職について当てはまる事は多いのかもしれないが、理系の場合はどうなのだろう。
多くの大学の英語教育は教授の趣味で英文学の名著や古典を訳読させているだけ、と書かれているが出版された当時はそうだったのかもしれないが今はそんな事ないのでは。
証券のディーラーやコンサルティングも学歴不問ではなく、高学歴を採用しているように思う。
大学入試の進路選択での大学の学部学科に関する情報不足は頷ける。
教養とは同じ仲間で共有される知識のカタログで、そこから引用する事で話の種の供給源になるもの、という捉え方を浅羽はしていて、テレビで流れる情報(バラエティ番組、アイドル歌手、人気ドラマ)の話題も教養だという。
日本社会の機軸たる企業にとって、大学は人材の配給所である。では、その企業から見て大学とはどんなものか。それは、入口と出口のみある土管みたいなものである。企業人としての教育は会社でみっちりとやる、大学ではなにもならってこなくてよい。大学の教育内容自体はどうでもいい。必要なのは、どこの大学の入学試験に合格したかを見ればわかるその企業内教育を消化吸収できる基礎能力で、入口はだいじなのである。つぎは出口だ。その大学を出た者(これから出る者もふくめて)全体がつくるゆるやかな連合である「世間」に属する一員であることが、モノを言う。企業は、キミという個人がほしいんじゃない。こういう、キミの「世間」がほしいのだ。だから、出口もまただいじなのである。入口は、キミの能力。出口は、キミの「世間」。企業はこれを買う。
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最終
更新
: 2005-08-12 17:02:22 +0900
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