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赤朽葉家の伝説
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桜庭 一樹
東京創元社
ISBN: 4488023932
紀伊國屋,
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二代目平蔵 :
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鳥取の旧家の女三代記。鳥取は著者の出身地だそうで、郷土に対する思い入れと畏敬の念が感じられた。こういう土着系の物語の舞台は、程よい田舎が似つかわしい。
祖母の幼少期から物語がスタートするのだが、それが戦後だったのでびっくりした。今は女性三代記でも戦前には遡らないのね。
千里眼の祖母・万葉、その娘で売れっ子漫画家となった元暴走族・毛鞠、と、登場人物もそれぞれに魅力的。物語も充分に面白いのだが、何となくもう一味足りない気がした。
万葉よりも、万葉の姑にあたるタツの人生の方が気になってしまうのは、私だけではないはずだ。
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最終更新 : 2009-02-22 22:02:00 +0900
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