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手紙 (文春文庫)
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東野 圭吾
文藝春秋
ISBN: 4167110113
紀伊國屋,
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カテゴリ |
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評 価 |
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コメント |
SKZ :
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以前から読みたかった一冊。ご近所さんからお借りして一気読み(^^
そして殺人者は野に放たれるを読んで、殺人を犯した者は(その者の暴挙を防ぎきれなかった関係者を含めて)罰されるべきである、と考えさせられていた矢先に読んだだけあって、さらに考えさせられてしまい・・・。被害者側からしてみれば、口では「あなたに責任はない」などと言えても、実際のところは加害者側の関係者すべてが憎むべき・憎まざるをえない存在なのだろう、と。
それにしても東野圭吾、いかにもすぐにドラマ化・映画化できるような物語を紡ぐのが上手い!・・・これだけ売れるワケですよねー
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ゆうこ :
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『結末を問う作品』
直貴の言葉のなかに、「強盗殺人犯人の弟」という避けられない運命を背負い、生きてきた人間像がうまく表現されている。少し投げやりで、人と深く関わろうとしない、そして人にも深く関われない・・・どこか人生を諦めているような。自分の周りに直貴のような人がいたら、やはり私はこの作品のなかに描かれているように、接触を避けると思う。この人が犯罪者ではない、とわかっていても。そのようなことを考えながら読んで行くと、非常に後味が悪い。自分が責められているようだ。おまえならどうする、と常に問いかけられているようで胸が痛んだが、それが作者からのメッセージなのだと思う。
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SKMT。のお気に入り :
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難しいです。
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ピロコ :
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ちょうど先日の、ある事件の犯人の弟が自死を選んだというニュースが流れた。犯罪加害者の家族は、はたして加害者なのか。「犯罪加害者は犯罪を犯すことで自分自身だけでなく家族が社会的に制裁を加えられることを理解しなくてはならない」という趣旨の内容が本書にもあった。そうだとしても、それは犯罪加害者が背負うべきことではないのか。犯罪加害者の家族が背負うべき社会的制裁なのか。私が甘いのか。
2014年4月
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最終更新 : 2007-06-22 04:32:18 +0900
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