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日本辺境論 (新潮新書)
内田 樹
新潮社
ISBN: 4106103362
紀伊國屋
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評 価
コメント
SKZ :
内田センセ、お初でしたがフランクな語り口に好感が持てますね。
第一章:日本人は辺境人である
丸山眞男いわく「きょろきょろして新しいものを外なる世界に求める」態度こそ日本人のふるまいの基本的なパターンである。
第二章:辺境人の「学び」は効率がいい
「君が代」に最初に曲を当てたのはイギリス公使館にいた軍楽隊長のジョン・ウィリアム・フェントン氏。宮内省の人間が和風に改作して、最終的にはドイツ人のフランツ・エッケルトがアレンジしたそうな。
第三章:「機」の思想
難しかった。。。
第四章:辺境人は日本語とともに
日本語の人称代名詞。その言明がどのような「自他の関係」を構築しようとするかによって幾つものバリエーションがある。私、ぼく、儂、手前、小生、・・・欧米の言語には確かにありませんな。
西周(にしあまね)氏により翻訳され作られた訳語の数々。哲学、主観、客観、概念、命題、肯定、否定、理性、現象、・・・。ある意味自国にない概念を新たに取り入れることに抵抗感を持たない国民性が、こういった新しい言葉を生み出せた。中国あたりではプライドがそれを許さずに、言葉を生み出せなかったそうだ。なるほどね〜
権太 :
2010/3/6 メトロ書店御影クラッセ店にて購入
bugbug :
日本人が辺境人であることは当然だと思うのだが、世界には「辺境人」のほうが多いはずで、なぜ日本人が独特なのかの説明には使えないと思う。
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最終
更新
: 2011-06-04 16:25:10 +0900
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