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“家の中”を認知科学する―変わる家族・モノ・学び・技術
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野島 久雄
原田 悦子
新曜社
ISBN: 4788508893
紀伊國屋,
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評 価 |
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コメント |
svslab :
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編者が編者ゆえインタフェースな話がメインかと思いきや,タイトル通り「家族」なり「家庭」なりに関する社会学・心理学的な考察がメインになっている.これらの考察は実に興味深いのだが,問題はこれらの知見と工学屋側とのギャップがまだあまりに大き過ぎるという点もこの本から読み取れてしまうところにある.原因を端的に指摘すれば,単に「こういうものが身の回りにあると便利でしょ」という思いつきしか工学屋側が持ち合わせていないように思えるのである.いま一度,「身近にある人工物をデザインする」ということについて深く考え直す必要があるということを考えさせられる.
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Mike :
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第1章の梅棹忠夫の「妻無用論」と第2章柏木恵子の「夫婦関係からみる日本の家族」は必読。目からうろこが落ちた。他にも、第3章佐藤浩司の「ソウルスタイル」なども必読です。
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進吾 :
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個人的なメモです
・2章 夫婦関係、親子関係からみる日本の家族(柏木恵子)
結婚に対する満足度、育児に参加する夫とそうでない夫の比較、男児と女児どちらが好まれるか。中国の無戸籍児に女の子が多いのは、皆労働力として男児が欲しかったから。
・7章 家の中の学習(原田悦子・赤津裕子)
新しい試みに対する高齢者の特性や、若者との違い。
・10章 人の行動を支援する技術
将来のユビキタス環境を簡潔な具体例で示している。昔は駅長さんがいて、その人さえいれば、切符も買えて、何番ホームに行けばいいか教えてくれて、目的地までの時間も教えてくれて、乗り換え駅も教えてくれた。と言うのは興味深い。実は人の方がクレバーなんじゃないかと思う。
・12章 思い出工学(野島久雄)
将来「写真をみせて」と言われて「あぁ、パソコン壊れちゃってないんだよね」と言うことになり兼ねない。記録媒体は3〜5年ごとに変る。思い出コミュニケーション。
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他の本棚 |
svslab, ds, ヒューマンインタフェース 101冊の本, tnaga, Mike, 進吾, siio, stonechild-2, fujilab, インタフェース設計論課題図書
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最終更新 : 2004-12-30 09:30:17 +0900
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