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悩む力 (集英社新書 444C)
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姜 尚中
集英社
ISBN: 4087204448
紀伊國屋,
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カテゴリ |
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評 価 |
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コメント |
F家(その他) :
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死ぬ前に 一回は読むべき
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蝶 since 2008 :
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悩んで悩んで、悩み続けよ。
そして吹っ切れるんだ!
私自身が始終悩んでいるような人間だったので、とても期待して読み始めました。
が、ちょっと肩透かしを食らった気がします。
それは、恩師の薦めでは、「いろいろなヒントが得られるかも知れません」とあったので、
悩み方を教えてくれるのかな、それか、
色々な疑問に何かしら納得のいくような答えを提示してくれるのだろうと早合点してしまったからです。
本書は著者、姜尚中氏の悩みの道中とその辿りついた先を綴ったものでした。
これはこれで、一つの意見としてとても参考になりました。
気に入った部分を少し箇条書きにしてみます。
第一章 「私」とは何者か
人は自我を守るために城壁を築きます。
私もそうだし、友人や周りの人間にも城壁があることをときに気付かされます。
城壁は必要なものです。もし壁がなければ城の中へ土足で踏み入れられてしまいます。
でも、それが高く積まれたら、誰も中へ入ることができません。
訪れる者がいなければ城内は決して栄えません。
自我、すなわち「私」には人と人とのつながりが必要なのです。
第三章 「知ってるつもり」じゃないか
情報が溢れた現代。そのため私たちは満腹状態です。
でも、本質的な問いについては何も情報を得てはいない私たち。
現代の文明によって人間の知性は分割されて、人は片輪者に打崩してしまうが、
それでも時代の流れに逆らったり、過去に固執するのはもっと愚かなのです。
第四章 「青春」は美しいか
「青春的に老成する」
第六章 何のために「働く」のか
働くとは、「他者からのアテンション」を得て、「自分が自分として生きるために働く」ことなのである。
文章がとても読みやすくて、夏目漱石氏とマックス・ウェーバー氏の引用も分かりやすかったです。
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牧野 :
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読んだのか忘れてしまった。多分、読んでない。F家(その他)さんの「死ぬ前に 一回は読むべき」につき、取置き。
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最終更新 : 2009-08-07 10:19:45 +0900
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