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野ブタ。をプロデュース
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白岩 玄
河出書房新社
ISBN: 4309016839
紀伊國屋,
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小説苦手のkan :
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22歳の著者。書き出しの、4行にも及ぶ長い文にちょっと戸惑った。プロデュースを始めるまでがちょっと長い。でも後半はテンポよく読め、うまいなと思う。
軽く冗談にしつつ、自分の殻に人をいれないで、うまく人間関係を築き、お弁当を作ってきてくれる彼女と毎日お昼を食べる日々、いけてた高校2年生、そこに転校生が来る。太って、おどおどしていじめられる、信太(しんた)をかわいいおちょくられキャラにプロデュースしようとする。自分ならできると。
それは一応成功するのだが、やばい不良に殴られている、仲間の同級生を助けない、気力が落ちている中,かかわりにならにで無視を決め込んだ時、やられていたのが、怪我をした友達がそれを公表することで、今までの立場から、同級生から無視される立場になってしまう。
この辺は今のイジメの学校社会の恐さ、いつ逆転するかわからない状況なのかもしれないと思う。
何とか自分でしろよ、できないのはお前のせいだと、そんなふうに同級生を見ていた自分の間違いを感じるが、それを認めることができない。そんな時、声を掛けてくれたのが、信太、でもやっぱり、それを素直に受け入れられない。そのツッパリが若さなのかと、昔なら思ったが、それは単に自分の気持ちを認めるスキルBR>
たとえば、自分が1人でいるときに淋しいと感じること、それを弱さとか批判しないで、自分で素直に認め、それを誰かに言えること、それって、練習しないとできないようなと思う。そういう練習を人生の中でしていくことが、大人になるのかもしれない。
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最終更新 : 2009-05-28 00:54:18 +0900
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