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鴨川ホルモー
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万城目 学
産業編集センター
ISBN: 4916199820
紀伊國屋,
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カテゴリ |
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評 価 |
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コメント |
K内 :
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最近、テレビドラマで『鹿男あをによし』ってやってるみたいですが、それの原作者が、この本の作者。
京都が舞台な点、ダメ学生が主役な点、作者が京大卒な点、作風がファンタジーチック(?)な点など、森見登美彦と比較しちゃいます。
私は万城目氏の方を好きです。語彙が自然に豊富で、ところどころにあるクスグリも、こっちのほうがツボです。
ストーリーは、「ホルモー」という非現実的な競技(京都産業大、立命館、龍谷、京大が対戦)に、学生たちがふとした拍子に携わることになり、だんだんと打ち込んでいく。それだけといえばそれだけ。
なんですが、何のために日々生きてくのか疑問に感じたり、それでも何かに打ち込んでみることがあったり、淡い恋があったり、そんなことを友人と話し合ってみたり、どこの若者にもありそうな風景が描かれます。
懐かしさを覚えるのは、学生時代に京都にいた人だけでないはずだと思います。
主人公の友人(入学まもない1回生)いわく
「僕たちがこの長い学生生活でこれから戦い続けなければならないものは、間違いなく虚無だ。いや、それは大学だけではなく、社会に出てからも、絶えず僕たちを苛むはずだ」(p.88)
それでも彼らは、ホルモーや恋などのいろいろな経験をしていく。—それは必ずしも意図してやったことでなく、目的に疑問を持ってやってたり、ただ偶然やってることだったりする—
そんな、一見無駄にしかみえない生活が、これはこれで学生生活謳歌してるかも的な、充足感をもたらしたりして。結局無駄なのかもしれないのですが。。
あーくすぐったい。青春小説。
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タカヒロ1 :
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恋と、ホルモー、あいつとあいつ。
片思いの結末はあさっての方向に帰結するが、それは幸せの向きに対して、斜め上に近づいたものだったのだ。
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oi読書倶楽部 :
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ゆうじ☆
ふかわ△:偉大なるしゅららぼんと同じ芸風。よくもまあ、こんな架空の設定を詳細に決めて、ストーリーとして展開できるなあと関心。面白い人には面白いと思う。
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他の本棚 |
山田蔵書, 2007年・しんじ, hajirock, にしむら, みやのすけ, K内, タカヒロ1, ラ・マスカラJr., とむ, bugbug, kimbook, タカヒロ2, oi読書倶楽部, geta6
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最終更新 : 2012-11-02 13:16:44 +0900
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