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小説「聖書」 (新約篇) (徳間文庫)
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著者: |
ウォルター・ワンゲリン, 仲村 明子, Walter Wangerin |
出版社: |
徳間書店 |
評価: |
★★★★☆ |
カテゴリ: |
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コメント: |
神の子も思い悩み、そして一度は死んだ。
それならばどうして私たちが思い悩まないことがあるだろうか---
イエスの誕生から死、そして復活までをイエスとその弟子たちの視点から描いた物語です。
ガリラヤの風景など、聖書を読むだけではなかなか難しいものですが、
この本は映画を観ているかのにように情景が浮かびます。
イエスの心情、そして弟子達の心情。
そして王たちの心の動きも事細かに書き込まれていて、
聖書では想像しづらい部分がこの本で納得がいく気がしました。
でも、あくまで著者、ウォルター・ワンゲリン氏の考える心情なので、
自分の思っていた想像と違っていても自分を曲げる必要はないと思います。
海外文学をもっと深く読み込むためには聖書を知っておきたい!
本読みなら一度は聖書を読んでおきたい!
多々ある聖書の引用をもっと理解したい!
でも、聖書はとっつきにくいし難しくて読めない!!
ってな方にお勧めします☆
登場人物が多く、また地名なども沢山出てきてちょっとてこずることがあるかもしれませんが、
聖書そのものに比べたら児童用の図鑑のように分かりやすいです。
これから聖書にトライしようかな、という人もその理解を深めるためにも是非どうぞ。 |
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