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永遠の0 (講談社文庫)
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百田 尚樹
講談社
ISBN: 406276413X
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
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カテゴリ |
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評 価 |
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コメント |
権太の既読 :
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2009/8/8 ジュンク堂住吉シーア店にて購入
2010/1/17~1/20
百田氏は、昔「探偵ナイトスクープ」でたまに画面にも登場していた構成作家。不覚にも、小説を書いているのは「風のなかのマリア」が最近話題になるまで知らなかった。その百田氏のデビュー作が文庫で出たので買ってみた。
いや、感動した。ここ数年で読んだ数多くの本の中でもベストの1冊と言っても過言ではない。主人公は、司法試験に落ち続け、生きる目標をなくしかけている佐伯健太郎。実の祖父が実際は血のつながりがないこと、実の祖父は終戦直前特攻隊として戦死していたことを最近知ったが、実父の記憶がない母が実父について知りたいと思っていることから、フリーライターの姉とともに、祖父と戦友であった人たちを訪ねあるいて話を聞き始める。戦友たちからは、祖父宮部久蔵は死ぬことを恐れる臆病者だ、飛行技術は素晴らしかった、などの話を聞かされる。死ぬことを恐れていた祖父は何故終戦直前、南の海で特攻したのか。
戦争の悲惨さ、翻弄される人々の苦悩、戦闘機パイロットの心情などいくつもの要素が複雑にからみあい明かされていく宮部久蔵の真実。落涙することなしに読めない名作である。戦争がどういうものか知らない世代(私もそうだが)には必読の書である。
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増井 :
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手法が壬生義士伝 上 (文春文庫 あ 39-2)のパクりだとか
内容が大空のサムライ(上) 死闘の果てに悔いなし (講談社プラスアルファ文庫)のパクりだとか
登場人物にリアリティが無いとか
Amazonでは結構ボロボロに言われていたが
エンターテインメントとして読むには大変面白い。
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sanpei :
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戦争ものですが、一気に読んでしまいました。戦争の話もこのような切り口だと読んでしまいます。
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kitashi :
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2013/09/25読了。
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AkizoMickeyGo :
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昭和軍国時代の官僚や高級軍人のダメダメさにはまっている後輩が貸してくれたので、自分からは読みそうにない話題作を読むことができた。思わず泣いてしまいそうになる場面も多くいい本だとは思ったけど、狙いは物語の面白さなのか、戦争の非道さの語り継ぎなのか、何か他のことなのか、がよくわからない。映画も流行っていて若い女性が感動しているみたいだけど、どう理解しているのかな?貸してくれた後輩は、ダメダメさに対する怒りがはまりの理由らしいけど。沖縄に久々に行って戦跡巡りした帰路の飛行機で読了。2014-006
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SKZ :
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良作。Amazonレビューで『大空のサムライ』の焼き直しだ、とdisる声も散見されるものの、大東亜戦争の生々しい戦闘現場であるとか現代のダメ官僚にも通ずる軍司令部の無策っぷりだとか。謎解きの要素や真の主人公である祖父=宮部氏の魅力も相俟ってグイグイ読まされる。ということで実在の「撃墜王」であった坂井三郎氏の著作についても読んでみたいと思います。
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最終更新 : 2014-09-16 10:04:35 +0900
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