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ふつうのHaskellプログラミング ふつうのプログラマのための関数型言語入門
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青木 峰郎
ソフトバンククリエイティブ
ISBN: 4797336021
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
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カテゴリ |
Functional Programming
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評 価 |
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コメント |
nobsun2006 :
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非正格、β簡約、参照透明性、それに、型。
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増井 :
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サポートページ
フツーの人にわかるように書いてあるのは良いんだけど、
関数言語の神髄みたいなのがよくわからないなぁ。
関数型プログラミングは確かにモジュール化を促進するかもしれないが、
ものすごい抽象化能力が必要になる。
リストの中身を全部足す操作も/全部かける操作も/リストを全部コピーする操作も/
抽象化してしまえば「すべてのリスト要素に順番に操作を適用する」ということになるから
モジュール化できるのは確かだが、これらが同じものだとパッと理解できる人は少ないだろう。
実際、普通のプログラミング言語の場合は別々のメソッドを用意するに違いない。
一方、こういうものは計算機科学的には重要だし面白いし、パズルを解くような場合は確かに有用かもしれない。
ところが最近のプログラミングはJavascriptとかRailsみたいなのばかり流行っているわけで、
役にたって面白いものが速くできればいいじゃん、という雰囲気である。
こういう開発環境を使えば簡単なシステムは誰でもすぐ使えるから特殊な勉強をする必要はないし、
計算機科学を真面目に勉強しようなどと思う奴が減るのも仕方がないのかもしれない。
面白いシステムを作るのにセンスは必要だが関数型プログラミングの知識なぞ要らない。
Webのおかげで製品情報誌は絶滅してしまったが、
やはりWebのおかげで日曜プログラマばっかりになってしまって
骨太の雑誌も絶滅してしまったのかもしれない。
今後どういうことになるんだろうか。
なんてことを考えさせられた。
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最終更新 : 2006-08-25 01:24:17 +0900
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