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魍魎の匣 (講談社ノベルス)
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京極 夏彦
講談社
ISBN: 4061818120
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
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カテゴリ |
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評 価 |
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コメント |
べっすぃ :
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今まで読んだ京極夏彦の本ではこれが一番好き。
やっぱり俺って狂気と正気の狭間というのが好きなんだなと思いました。
目の前の匣を開けて、「ほぅ」って声が聞こえたら俺も壊れそうです・・・。
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じま :
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どこに視点を置いて読んでも楽しめる。京極作品の中で一番好き。
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fukasawa :
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喩えるとシステムの成立と崩壊までのライフサイクルを描いた本シリーズです。
僕はそのシステム崩壊の衝撃が読者を感動させる力のことを感覚的に「破壊力」(そのまんま)と呼んでいますが、
本作はその破壊力で言えばシリーズ中ナンバーワンだと思っています。
システムの規模としては絡新婦や鉄鼠、塗仏のほうが間違いなく大きいし根も深い。
ですが、やはり本作は他の作品とはすこし違って、異質な衝撃を与えてくれます。
おそらく他の作品がジェットコースターのように展開し、予想もつかない衝撃を背後から加えてくるのに対し、
この作品はまるで悪い夢のように予定調和的な展開をし、読者が「厭だ」と思うような衝撃を正攻法で加えてくるからでしょう。
その点で本作は格別に上手い。細部に至るまでよく設計され尽くしていると言えます。
後に別の作品中で書かれていますが「匣の中身が見たい」というような、誰でも共感できるような身近な魅力も、本作が根強い人気を誇る理由の一つでしょうね。
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権太の既読 :
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京極堂シリーズ第2弾。江戸川乱歩の押絵と旅する男を彷彿させる。
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最終更新 : 2006-05-16 20:50:20 +0900
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