らいさん :
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「岡田にリーダー哲学なんてあったのか!?」と思ってちょっと馬鹿にしながら読んでみた本書。
基本的には、彼の野球人生中の様々なシチュエーションにおいてとった行動・作戦などが、どういった考えに基づいていたのか?というアプローチで全体的に書かれている。
一般的なリーダー論にまで落とされているわけではないので、タイトルだけ見てビジネスマンが買うと失敗するので(そんな人はいないか)、野球本として読むのがよい。
タイガースファンでないと、個々のエピソードを覚えていない、もしくはそもそも知らないと思うので、結局はファン向けの本でしかないのかもしれないな・・・。
(例えば「2005年9月7日 ナゴヤドームの久保田」と聞いてピンと来ない人はダメです)
リーダー哲学というには大袈裟だけど、彼の考えていたことはよくわかった一冊でした。数学ではないので、何が正解というものはないのだけれども、少なくとも「無策・無能の将」という評価は間違ってたと反省。
何より、彼がタイガース大好きなのが嫌になるほど伝わってきて、それが一番の収穫だったかな。
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