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希望の国のエクソダス (文春文庫)
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村上 龍
文藝春秋
ISBN: 4167190052
紀伊國屋,
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カテゴリ |
村上龍
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評 価 |
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コメント |
abu_kame :
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フィジカル(肉体的?)でない文章の分類で傑作だとおもう。
ただ絶対的に理解できないところもある。
希望という単語では足りないと思う。最近思った。
希望、欲望の対象というものを見つけるのはかなりコストが掛かる。
昔は国レベルで希望を人に提供できていた。そのための賞罰も、仕組みもうまくいっていた。
だけど、インフラが整い、国レベルでの希望を提供できなくなった。提供しているけど、希望内容が逼迫していないから?
とりあえず、皆はそっぽを向き始めてる。
具体的にそっぽ向いてるんじゃなくて、雰囲気でそっぽ向いてるから、はっきりとは気づき難い。
だから大人は気づきにくい。子供は気づきはじめた。
そういうことかな。
希望という言葉でココまでは連想できなかった。
なんとなく、ふとこういう内容が頭をよぎった。
あとトレーディングスクール行き始めたのはこの本が原因(W
でも本当に欲望の対象じゃないと、廃れるね。いまは全くしていない。
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司秋人 :
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これは十回以上は読んだと思う。まず私が馬鹿な故に読解ができなくて理解するために3回くらい読み返した。何回よんでもよく分らない。なんていうか小説はエンタテイメントが強いものが好きなのでいつもそればっかり読んでいるためかこういう取材してみっしりと知識が所狭しと詰め込まれている小説はまず読解がむずかしい。他にこの本を読んだ人はちゃんとこの本が理解できているようなのでまずそれにびっくりした。
小学校の時から平均1日に五冊以上読んでいた(社会人になってからは2冊くらいだけど)事になんていうか淡い誇りを抱いている私はこういう本に出会うとまずこういう経済とかいう知識が分る人たちに嫉妬をもつ。
この本を読んで得たものといえば、主人公の記者や中学生達に持った強い嫉妬だと思う。
中学生が「希望だけがない」という。実際こういう中学生はどっかにいるのかもしれない。声高に発言はしないがそう思っている中学生とか。
希望ー願い望む事。と辞書にはあるが私には希望がなんなのかすらもう分らない。希望がなんであるか願いとは望みとはなんなのかそれを知っている中学生がいるとしたら。
とりあえず、かなりの期間色々自分の頭の容量以上に考えて頭がくらくらした。結論としては何かを真剣に考えたい時お奨めします。
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中学生はこれを読め! :
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中学生集団不登校!
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tell :
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これは単なる小説ではないと思う。
データを集め、作者の頭の中で様々なシミュレーションや構想の末に描かれた物語なんじゃないのか?
起こりそうにない、でも起こりそうな出来事をそのまま小説にした、そんな感じの物語。
だからどこか現実的で、幻想、期待などは無い。
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最終更新 : 2010-06-20 18:31:29 +0900
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