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(93/114)冊
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白洲正子自伝 (新潮文庫)
白洲正子自伝 (新潮文庫)
著者: 白洲 正子
出版社: 新潮社
評価: ☆☆☆☆☆
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コメント: およそ、自伝らしくない自伝である。白洲正子本人が、アルバムを残したり、記録を取ったりするのが好きではないからである。  これは白洲正子が自分にまつわることを書いたエッセイである。 白洲正子が何を思い、どう考えていたのかが良く分かる。 白洲次郎のことはあまり登場しない。これも良い。 美術評論家としては一流とは言えない。素人である。これも、実に良い。 一言で言うと、白洲正子の生き様を描いた、小気味良い本である。
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三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)
三国志 (1) (吉川英治歴史時代文庫 33)
著者: 吉川 英治
出版社: 講談社
評価: ☆☆☆☆☆
カテゴリ:
コメント: 全巻読破しました。面白かった。 北方謙三版の三国志と比較して読むと面白い。
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おひとりさまの老後
おひとりさまの老後
著者: 上野 千鶴子
出版社: 法研
評価: ☆☆☆☆
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コメント: 社会学者として名を馳せた上野千鶴子さんが、「向老学」というものを唱えていることを知り、本書を手にしてみた。これから、老年期に向かう、主として女性のシングル向けの、人生の指南書。家族やパートナー無しで、独りで生きるのも悪くはないが、友達を確保することが必須と説く。住まい、お金、介護に、最後は、終末の迎え方までを、当事者の立場で書いている。特に、従来は介護する立場からのものがほとんどだったのに対して、介護される立場の視点は新しい。  女性のシングルだけではなく、男性のシングルにもある程度、当てはまる内容である。ただ、男性に対する見方は相変わらず厳しい。 筆者の素直な気持ちが表れていて、好感がもてる。
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老後がこわい (講談社現代新書)
老後がこわい (講談社現代新書)
著者: 香山 リカ
出版社: 講談社
評価: ☆☆☆☆
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コメント: 独り暮らしの女性が老後に向かうにあたっての心構えを、精神分析者でもある一人の女性が書いたもの。おひとりさまの老後(上野千鶴子)と併せて読むと良い。同音異曲だが、敢えて違いをいうと、すでに中高年に入りかけている人(上野)とこれから中高年になろうとする人(香山)との微妙な意識の差が面白い。高齢化社会に向かって、男性よりも長寿である女性が独り暮らしになる確率は高いわけで、これからの時代を知るのに格好の書である。もちろん、男性にも大いに参考になる。
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天地人〈上〉
天地人〈上〉
著者: 火坂 雅志
出版社: 日本放送出版協会
評価: ☆☆☆
カテゴリ: 時代小説
コメント: 大河ドラマの方は、あまり見ていませんが、原作の方が気になったので、ようやく上巻のみ読みました。  ご存知、直江兼続を主人公にした歴史小説です。 作者は、あまり文章を書かない人なのか、それぞれの記述がやや短すぎるきらいがあります。もっともっと、人物描写は状況描写などをして欲しい。 かっこいい直江兼続や上杉謙信を書きたかったのか、ややきれいすぎる感があります。  もう少し、どろどろした人間関係などを描けば、もっともっと面白くなると思います。  でも、直江兼続は、石田三成とか、秀吉などの側から語られることが多かったので、上杉側からの視点は新しいと思います。
関連本棚: Mike
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アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか
アーキテクチャの生態系――情報環境はいかに設計されてきたか
著者: 濱野 智史
出版社: エヌティティ出版
評価: ☆☆☆☆☆
カテゴリ: IT評論
コメント: ローレンツ・レッシグがCODEで論じている通り、人の行動や社会秩序を制御するものとして、規範(モラル)、法律、市場と並んでアーキテクチャがある。本書は、このアーキテクチャによって、インターネットなどの情報環境がどのようにコントロールされているかを具体例に沿って示している。たとえば、ソーシャルウェアの進化として。ウェブ→グーグル→ブログを例としてあげている。また、米国におけるブログの性質(実名性、個人主義、信頼感)と日本における2チャンネルの性質(匿名性、集団主義、安心感)とを対比して描いている。あるいは、オープンなフェイスブックと招待制でやや閉鎖的なmixiという対称的なSNSの違い。あるいは、P2Pやウィニーなどの、社会的アーキテクチャーとしてみたときの成立基盤。あるいは、ツィッターのもつ選択同期的性格と、ニコニコ動画のもつ擬似同期性などの時間の問題も扱っている。これらに対して、セカンドライフは真性同期を求めるが故に流行らなかったとの分析も行なっている。また、同じ消費者参加と言っても、単に動画を公開するだけのYouTubeに対して、利用者同士がコラボしあう初音ミク。最後に、携帯小説「恋空」の分析など、ネットワークを取り巻く社会環境が、いかなるアーキテクチャーにより規定されてきたかを、巧みに分析する。  文化を含めた、インターネット社会を知る上で書かせない本である。非常に分かりやすいし、読みやすい。
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病室のシャボン玉ホリデー―ハナ肇、最期の29日間
病室のシャボン玉ホリデー―ハナ肇、最期の29日間
著者: なべ おさみ
出版社: 文藝春秋
評価: ☆☆☆☆☆
カテゴリ:
コメント: シャボン玉ホリデーのリーダー格だったハナ肇が、肝臓がんで倒れ、入院。その闘病生活を支え続けた、付け人であり弟子であったなべおさみ。ひたすら、おやじさん(師匠であるハナ肇のこと)をさすり続け、支え続けた29日間の日誌風ノンフィクション。そっと病室で見守り続けるザ・ピーナッツの二人。ある日、おやじさんを励まそうと、突然病室が、シャボン玉ホリーでの場になる。定番のメロディーを唄い続けるザ・ピーナッツ。それに反応するおやじさん。  死とどう向き合うのか、意識がないと思われる病人にもはっきり外界を認識していること、何が病人の支えとなるのか、病人と言えども、プライドと意思をもった人間であること。  感動のドキュメンリーである。
関連本棚: Mike
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サラリーマン金太郎 1 (ヤングジャンプ・コミックス)
サラリーマン金太郎 1 (ヤングジャンプ・コミックス)
著者: 本宮 ひろ志
出版社: 集英社
評価:
カテゴリ: コミック
コメント: 昼休みに立ち寄ったそば屋にあったので、1巻目のみ読みました。 元暴走族のリーダーで、ふとしたことから、大会社の会長の命を救い、そこの会社の社員(サラリーマン)になる。元建設官僚の横暴な社長に敢然と立ち向かう金太郎。ま、筋はある程度読めそうだけど、なかなか痛快な漫画です。機会があったら、続きを読もう。
関連本棚: のん家にあるマンガ Mike
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/Mike/4167370263
著者:
出版社:
評価:
カテゴリ:
コメント: 八重洲口と聞くと、ヤン・ヨーステンという名前だけは知っていた。また、ウィリアム・アダムス=三浦按針も、名前だけだ。おおよそ、江戸時代だろうとは分かっていても、どういう人間かはほとんど知らなかった。 この本は、イギリス人でオランダ商戦に乗り込み、マゼラン海峡を苦労して回り、日本までたどり着いたウィリアム・アダムスの物語である。彼は航海長としてこの船旅に参加するが、出発時には4隻いた船も遭難なら何やらで、たったの1隻となる。同じ船に乗り込んでいたのがヤン・ヨーステン。ウィリアム・アダムスは、家康に認められて幕臣となり、三浦半島の逸見村に領地も貰う。  当時のスペインやポルトガルの宣教師たちの、オランダやイギリスなどの新教の人々への苛烈が際だつ。そのうち、東アジアの勢力争いで、オランダとイギリスとの争い、そう言った背景の中で、徳川幕府が平戸と長崎のみに交易地を限定する様子がよく分かる。  日本に漂着した航海者の立場から日本を眺めなおした視点が面白い。
関連本棚: Mike
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加山又造 美 いのり (Art & words)
加山又造 美 いのり (Art & words)
著者: 加山 又造
出版社: 二玄社
評価:
カテゴリ:
コメント: 天龍寺で「雲龍図」を見てから、加山又造という画家が気になって仕方がなかった。  日本画というと、つい固定的なイメージで捉えがちであるが、この画集でじっくり、一つ一つの作品を見ると、本当に色んなスタイルがあり、西洋画の影響も大きく受けていることも分かる。加山又造の場合、父が染色図案も描いていたというから、装飾画的なものもある。  それぞれの絵は全体として見て感じることもできるし、細部に目をやって細かい点の発見をするのも楽しい。  加山又造自身の文が添えられているのも良い。 ちょっとだけ注文をつけるなら、表紙と裏表紙のデザインがやや凡庸で、中身の素晴らしさに比べて、もったいない気がした。  手元において、じっくり眺め、文を噛みしめて又眺めると良い本である。
関連本棚: Mike
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「疲れがなかなかとれない」と思ったとき読む本―ココロとカラダがすっきり変わるヒント
「疲れがなかなかとれない」と思ったとき読む本―ココロとカラダがすっきり変わるヒント
著者: 姫野 友美
出版社: 青春出版社
評価:
カテゴリ: 健康
コメント: 「女はなぜ突然怒りだすのか?」の著者である姫野友美さんが書いた本。 疲れが溜まる要因と疲れを取る具体的方法が書かれています。 たとえば、簡単なことから片付ける、大きな目標よりも小さな目標をたくさん立てる、エネルギーは20%だけ残しておく、などです。主に女の人向けに書かれています。読み易い本です。
関連本棚: Mike kotaro
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/Mike/4106450070
著者:
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評価:
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コメント: 日露戦争に軍事的には勝利したものの、そのまま戦争を継続すれば、大国ロシアの最後の力で粉砕されかねない日本と、帝政ロシアでわき上がる労働者や農民たちの力に思うように軍を動かせないロシア。双方の思惑の元に、停戦協議の講和会議に臨む日本外務大臣の小村寿太郎とロシア側の代表のウィッテ蔵相。調停役のルーズベルトと親交のあった金子堅太郎の裏での活躍も大いに役立った。  賠償金無しで樺太の半分の割譲を受けることで妥結するが、帰国後、日本の世論は譲歩しすぎたとして小村代表への批判で、東京が争乱状態に。外交的、軍事的には、ちょうどの落とし処で、停戦協議を成立させることには成功したが、結局、満州と韓国における日本の権利をロシアと諸外国に認めさせることになり、これが、後の長い東アジア戦争のベースとなるものであった。  欧米諸国がアジア、アフリカで植民地化を大々的に展開していたのを、後から出てきたアジアの小国の日本が真似たものといえる。  いろいろ、考えさせられる本である。 ところで、イギリス人が撮影した日露戦争の実写映像が残っているんですね。 http://www.youtube.com/watch?v=BPBURiP_Hso この中に、ポーツマスでの日本全権団も写っています。
関連本棚: Mike
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老師と少年
老師と少年
著者: 南 直哉
出版社: 新潮社
評価:
カテゴリ: セラピー
コメント: 禅僧と思われる老師と、生を苦しみ求道中の少年との対話。  自分とは何か、生きるとは何かを問うのではなく、生というものを、自分という器で飲み干せ、と言っている。  言葉で要約するとかえって伝わらないかもしれない。  流れの中の言葉を紡いでゆくと、そこにある種の感覚が浮かんでくるかもしれない。  私自身、少年の頃、突然、「死とは何か」、「死んだ後の自分はどうなるか」を思ったとき、もう堪らないような感覚に囚われたことがある。それから、この疑問が解決したかというと、必ずしもそうではない。  今は、単に生を生き抜いているだけ、ような気もする。  何も考えず、何も悩まず、ただ現在を生きるのみ、ということができれば、人間はどれほど幸福か、と思うこともしばしばある。  この本に解決を求めてはならない。ただ、苦しいとき、辛いとき、そういうようなときが来るのは自分だけではない、と思えるだけでも良いことかもしれない。
関連本棚: 仮想本棚 Mike go.tekuteku
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いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)
著者: 岡田 斗司夫
出版社: 新潮社
評価:
カテゴリ: ダイエット
コメント: ダイエットには記録を取るのは当たり前、と思ってましたが、さるマイミクさんのお勧めもあって読んでみたら、これは面白い。これはすごい。  今までは苦しいダイエットが楽しくなるような本ですね。 後は、実践してみてから、また、コメントを追加します。
関連本棚: ヒロキング dainichiro 増井 theta chaos shutarok Tambourine T.Miyashima eggman suchi uechi Mike 牧野 かもしか
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フラット革命
フラット革命
著者: 佐々木 俊尚
出版社: 講談社
評価:
カテゴリ:
コメント: インターネットの実像をまともに取り上げ書き下した渾身のエッセイ。  第1章は、マスメディアとインターネットとの対比。ここでは、臓器移植をめぐるがんだるふ氏へのマスコミの対応を追う。第2章では、出会い系のサクラをやっていた瑞穂と呼ぶ人物を取り上げる。第3章では、安斎と中村の連画やカンブリアンゲームなどのネット上での作品を次々と発展させる交互作用について述べている。第4章では、加藤の乱前後における加藤紘一のネットとの関係性、およびウィキペディアにおける公共性の問題、インターネットが坩堝(るつぼ)ではなくサラダボウルであること、さらに、「ことのは事件」などを扱っている。  ことのは事件は、私も知らなかったのだが、女性ブロガー&ジャーナリストである泉あい氏が、民主党の代表たち(当時)に対して開いたブログに関する懇談会に、そうとはしらずに元オウム信者のブロガーである松永英明氏を招いたことに端を発する事件だ。これに同席していた別のブロガーである BigBan氏が後でこのことを知り、泉あい氏を批判したのだ。これには、泉あい氏のバックで支援したume氏も巻き込まれてしまう。  ネット上の出来事と現実の出来事とは、それぞれ別でありながら、またお互いに影響も与え合う、というインターネットの実相を見事に描き出している。  インターネットのことを深くは知らない人には、ぜひ読んで欲しい本の一つである。
関連本棚: 岸リトル 増井 ぬるおた Tambourine eggman kw+hg Mike keimai
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沈黙のファイル
沈黙のファイル
著者:
出版社: 株式会社共同通信社
評価:
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コメント: 瀬島龍三に関する本と言うことで読んでみた。せっかくの面白いデータや記述があるにも関わらず、最初から、瀬島批判が表に出ていて、鼻白む。また、論点が整理しきれておらず、残念。  アジア太平洋戦争をどう捉えるか、開戦と敗戦をどう捉えるか,と言う点での参考資料とはなりうる。たとえば、村上春樹の小説にも出てくる、ノモンハン事件がどうして起こったのか、などは興味深い。  瀬島さん自身の回顧録も、今度読んでみよう。
関連本棚: Mike
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二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)
二つの祖国〈上〉 (新潮文庫)
著者: 山崎 豊子
出版社: 新潮社
評価:
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コメント: 日系2世達が第2次世界大戦を挟んで受けた苦難と苦悩を描いた作品。太平洋戦争以後、マンザナールなどでの強制収容所の暮らしぶり、ヨーロッパ戦線での422連帯の苦闘、フィリッピン戦線での兄弟の遭遇。終戦間際の広島での被爆、戦後の極東裁判のモニターとして関わりなど、大きなテーマを山崎豊子は選んでいる。  小説としてのできや面白さは、他の作品に比べてやや劣る。強制収容所の話しも、この作品が最初に世に出たときには、問題提起としては大きかったが、今やかなり知れ渡るようになって来ている。  しかし、逆に、未だに日本人の間ではっきりとした意見の一致を見ないのが、極東裁判の位置づけと意義であろう。これは、東アジア太平洋戦争をどう考えるかという、極めて大きな問題を含んでいるからだ。  この問題をクリアしない限りは、言葉の上だけで「戦後レジュームからの脱却」とか「憲法9条を守れ」とか言っても始まらない。
関連本棚: くんきち gniibe Mike tomiken_2009
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神々の山嶺 1 (BUSINESS JUMP愛蔵版)
神々の山嶺 1 (BUSINESS JUMP愛蔵版)
著者: 谷口 ジロー
出版社: 集英社
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コメント: 八方池山荘で、山スキーから戻ってきたときに発見し、1巻と2巻を読みました。エベレスト登頂中に行方不明になったマルロー(山になぜ登るかと聞かれて、そこに山があるから、と答えた人)のカメラが発見されたというエピソードから始まり、羽生という孤高の登山家とそれと競り合うように出てきた長谷が登場する。ワクワクするような話しの展開。  羽生のモデルは森田勝。一方の長谷のモデルは長谷川恒男だ。実際とは違うあるが、それはそれで面白い。
関連本棚: hiroook subii Mike
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散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道
散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道
著者: 梯 久美子
出版社: 新潮社
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コメント: 太平洋戦争末期、米軍からの本土空襲を阻止すべく、硫黄島で最後まで、文字通り2万の兵士の先頭となって、戦った栗林中将の実話。米国滞在の経験もある合理主義者でもある人が、家族へ送る細やかな愛情、兵士達を厳しくも暖かく見守る指揮官。  クリント・イーストウッド作の映画「硫黄島からの手紙」の原型がここにある。  決別電報の中に書かれた辞世の句の一つ 「国の為重きつとめを果たし得で 矢弾尽き果て散るぞ悲しき」 からこの本の表題が取られた。  こんな軍人もいたのだ、という思いで読んでほしい。
関連本棚: 暇人 F家(その他) 米示 村代官 qw Mike kiyomi
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水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)
水滸伝 15 折戟の章(集英社文庫 き 3-58)
著者: 北方 謙三
出版社: 集英社
評価:
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コメント: 替天行道の旗の下、同じ志を持つ多才な人々が湖(梁山湖)の泊(ほとり)に集まり、不正が横行する当時の政府(宋)に対して、敢然と戦いを挑む。  北方謙三の滑らかな語り口で、息もつかずに最終章まで読み終えた。  
関連本棚: nozz2008 Mike lookwest 娘のパパ hama
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