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日本の国宝、最初はこんな色だった (光文社新書)

小林泰三
光文社
ISBN: 4334034780  紀伊國屋, Amazon, WebCat
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権太の既読 : 2009/1/19 7&y で購入 2009/5/20~5/25 筆者はNHKなどの番組で国宝のCGによる再現を手がけた人。今は地肌が見えてしまっている仏像や絵の具が剥げ落ちてしまった絵画等を時代考証とともに、出来た当時の色彩を再現。ただ再現するだけでも素晴らしいが、筆者は鑑賞者が作品に参加する重要さを説いている。その点は全面的に大賛成だ。芸術作品の保護はわかるが日本の美術館も欧米のようにもう少し開放的に作品を展示してくれないかなぁ。油絵なども絵の具の凹凸は硝子越しでは見にくいのだ。今、大流行の興福寺阿修羅像展もあらゆる方向から阿修羅が見られるということで盛り上がっているようだ。普段は硝子ケースに入って正面の顔しか見られないのに。とにかく、再現されたCGは実に見事。実に面白い試みであると思う。
Leiko : ちょっと書き方が偉そうなのが鼻につくが、内容自体は面白かったので我慢しましょう。
テーマ的に当然、図版はオールカラーなのですが、せめてもう一声大きなサイズにしてほしかった(あるいは図版のみのページを作ってほしかった)というのは贅沢でしょうか(予算的な問題かな……)。
なお、著者はこばやしたいぞう氏。玩具を修理したり海を見たりアルファでオメガでウルトラマンな方とは別人ですのでご注意。いわゆる「宮本浩次-ひろじ/こうじ問題」ですな。
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最終更新 : 2008-10-30 05:11:20 +0900
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