塚本昌彦氏の「一掃による片付け術」は面白かった。彼の机はシャープ勤務時代からものすごく片付いていて、私の机と比べてなんと綺麗なのだろうと感心していたのだが、信念をもってそういう状態をキープしていたということがわかり大変感心した。私がそういうことを真似できるとは到底思えないし、実際何もかも捨ててしまって困ったこともあるらしいのだが...
慶應SFCの有澤誠氏がフロッピーの整理がどうこうと古くさいことを書いてるのにアキレたので、こんな人物に執筆させるぐらいなら自分が書いてやるという読者カードを送ったのだが、全く無視されてしまったようでがっかりである。メールで連絡ぐらいしてもよさそうなものだが。
全く机の整理ができない茂木健一郎が、開き直って「頭の整理」などという文を書いているのもかなりアキレてしまった。話としては面白いかもしれないが、それは「整理術」ではないだろう。
岩波のこのシリーズは編集がいい加減で句読点すら間違っていることが多い。大丈夫か岩波。
さて、その後もちろん岩波から連絡は来ていない。
私は全く情報整理ができない人間なのだが、それを克服するために様々な計算機ツールを作ったり使ったりして社会生活を乗り切っているのだから(?)、情報整理術について執筆する資格は充分あるはずである。誰か執筆依頼して下さい。 (2005/2/5 増井)
(svslab) 参考までに情報です。この岩波アクティブ新書、2004年いっぱいで新刊刊行が終わったとのことです。
あらら、やっぱり大丈夫じゃなかったんですね。この廃刊の弁(?)はいったい何なんだろう。既視感ある感じ。
その後どこからも執筆依頼が来ないので、
「情報処理」で自分で連載を企画してしまった。
最新の整理技術に詳しい方々に依頼してあり、
10回ぐらいの連載にする予定である。
第1回目は
私の記事
で、現在連載3回目ぐらいである。
(2005/12/29 増井)
その後いくつか連載があって、
書籍化しようという話もあったのだが
サボっていたので立ち消えてしまった。
編集し直して書籍化しようかな?
(2007/11/10 増井)
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