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星の王子さま 改版 (岩波の愛蔵版 1)
サン・テグジュペリ
岩波書店
ISBN: 4001108003
紀伊國屋
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蝶 since 2008 :
いちばんたいせつなものは、目に見えないのだ…… 飛行機事故でサハラ砂漠のど真ん中に不時着した主人公。 そこに現れたのは小さな王子さま、星の王子さまだったのです。 星の王子さまと主人公が過ごした時間は短かったけれども、 一生忘れられないものを王子さまは残していってくれました--- 星の王子さまが主人公と出会うまでの旅の序盤が印象的でした。 「さっきの秘密を言おうかね。なに、なんでもないことだよ。 心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。 かんじんなことは、目に見えないんだよ」 私もそうだと思います。 あとがきを呼んで、この物語がドイツ占領下にユダヤ人の友人のために書いたものだと知って、 物語の何割かを理解できたような気がしました。 全体を通して唯一の人物へ宛てたような強い心配りが感じられる気がしたのです。 心配りというか、励ましというか、、、当然ですよね。 でも、だからそれが後の読者の私たちひとり一人への励ましになっていて、 読んでいて、「そうなんだよね。うん、きっとそうなんだよ」という勇気が沸いてくるような気がしました。 でも、悲しみも一緒について回るのです。 きっとサン=テグジュぺリ氏のご友人を案ずる思気持ちが強かったのでしょう。 友人へ宛てたものだという経緯があったので、私はあとがきから読めばよかったな、と思いました。
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最終
更新
: 2005-08-01 22:59:37 +0900
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