|
|
|
|
|
|
映画の中の東京 (平凡社ライブラリー)
|
著者: |
佐藤 忠男 |
出版社: |
平凡社 |
評価: |
☆☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
|
コメント: |
(23 MAR 2007)
素晴らしい!これが映画評論というものだ。映画にまつわる場所についてのあれこれを読みながら、映画史、戦後史、思想、哲学まで広がり、それが筆者の情感豊かな当時の感情を織り交ぜながら軽快な文章で書かれている。あらゆる意味で学ぶところの多い本である。 |
関連本棚: |
himanainu_kawai
|
|
|
|
|
おくりものはナンニモナイ
|
著者: |
パトリック マクドネル |
出版社: |
あすなろ書房 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
|
コメント: |
(05 FEB 2007)
本当に素晴らしい絵本。自分に向けて書かれたと思わざるを得ない。モノに囲まれて欲しいものがなにか分からなくなってしまった大人にはグサッと刺さるとともにキュンと胸が熱くなる。禅問答を思わせるやりとりは東洋思想の影響もあるのだろうか?とても興味深い。90年代以降に書かれた絵本の中で間違いなく5本の指に入る。これからも愛され続ける絵本だろう。 |
関連本棚: |
himanainu_kawai
boteto
|
|
|
|
|
脳と仮想 (新潮文庫)
|
著者: |
茂木 健一郎 |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
☆☆☆☆ |
カテゴリ: |
|
コメント: |
(05 MAR 2007)
まず言っておきたいのはこの本の装丁のすばらしさ。新刊本なのに古くさいフォントと学術書にある世界観を、しかし絶妙にオシャレにアレンジしてある。カバーをかけずに読んでみたいと多くの人の思わせるに違いない。
茂木さんがドライブして書いている文章というのは、ときとしてまどろっこしくて読みにくいところがあるのだが、内容の「脳が作り出す仮想」というテーマが抜群におもしろいので、グイグイ読むことができる。ある空港で近くにいた少女が親に「サンタクロースっているの?」とつぶやいたエピソードから、私たちが見ている世界がすべて脳が作り出している仮想であるとした場合、なにがリアルなのか?ということを探求していく本。記憶についても言及が多く、モヤモヤしていたもののいくつかが氷塊していくような快感が得られた。 |
関連本棚: |
玲司
himanainu_kawai
manato
ナオ
yoko
伊園美和
江戸門段手巣
金井 祐樹
増井
増井の処分予定本
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
追憶のロード・ムーヴィー―視界をよぎる風景‐移動する映画たち
|
著者: |
|
出版社: |
エスクァイアマガジンジャパン |
評価: |
☆☆☆ |
カテゴリ: |
|
コメント: |
(24 JAN 2007)
「マイシネマトグラファー」を上映しているOAXで関連書籍特集をやっていて入手。2000年発行の古い本だが、時空を移動するという概念のロードムービーとはなにか?の定義をまじめにやっており、さまざまな名作を的確に紹介しておりいい編集である。「旅のロードマップ」は映画がたどった移動の軌跡がまとまられており資料的価値も高い。 |
関連本棚: |
himanainu_kawai
|
|
|
|
|
|
|