"死神"GREY は、戦闘そのものがシステムに組み込みこまれた世界にいる。そして、戦士だ。戦闘によって街と街が争い、人が死んでゆく。GREY は何回もの戦闘を生きぬいた優秀な戦士だ。彼は、一人になっても必ず生き残る。その異様な状況から、仲間からも恐れられ、"死神"と呼ばれてている。そんな彼がふとしたことから、システムの矛盾を知りシステムに追われ統制から外れることとなる。元々彼は、戦う事には意味を見出さず、ただ生き残ることを欲求していたからかもしれない。その後の戦いにおいても、彼は常に唯一人の生き残りとなり、戦いの結果得られるのは孤独だけだ。しかし、それに負けることなく戦いぬいていく。多くの助けを得ながら…最後の戦いを終えて、再び彼は唯一人の生き残りとなるのだった。
最初は絵にしびれた。殺伐とした乾いたストーリーにも惹かれた。ていうかハードボイルド?? 掲載は徳間書店からでていた、少年キャプテン。コミックは全3 巻。キャプテンは雑誌の出版のタイミングがよくわからなかったので、後半はとびとびにしか読めなかったという記憶がある。アニマルとかもあの頃だよなー。そして、たがみよしひさとの出会いはこの「GREY」 だ。ちなみに、続いてキャプテンに連載された「滅日」にもめちゃくちゃしびれた。結局、たがみよしひさは今でも追っかけてる。
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