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できそこないの男たち (光文社新書)
福岡 伸一
光文社
ISBN: 4334034748
紀伊國屋
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評 価
コメント
権太の既読 :
2008/11/24 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/1/3~1/4 前作、「生物と無生物のあいだ」に続き、今度はオスをオスたらしめるSRY遺伝子の発見にまつわる話や、メスを基本とする生物において、オスのもつ役割等を記している。 物理研究の歴史についてはいろいろ本を読んできたが、生物がらみはあまり知らないので、非常に面白く読めた。科学の発展の場の人間ドラマはやはり面白い。
増井 :
評判悪い...
ジェミニ :
以前、テレビで男の遺伝子が傷ついて、次第に男はいなくなるとかの衝撃的なトピックがありました。 生命は実はメスだけでも、ずっと命をはぐくむことができた。そこになぜオスが出てきたか。 メスからオスにスイッチオンする性決定遺伝子の発見のために研究者たちが血みどろのレースを繰り広げます。 この本、顕微鏡の発明や顕微鏡で初めて精子を見た人の話、生きた細胞の状態を損なわずに顕微鏡で観るための工夫など、面白いエピソードが満載です。 また、昆虫のアリマキは、春から秋にかけてメスのみで、卵でなくメスの子供を生むが、秋にはオスが、出現し、寒い冬を過ごす卵を生む。アリマキのていねいな説明は、福岡さんが昆虫少年だったことがうかがわれます。 福岡さんの「生物と無生物の間」も読んでみたくなりました。
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最終
更新
: 2009-02-28 13:40:52 +0900
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