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重力ピエロ (新潮文庫)
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伊坂 幸太郎
新潮社
ISBN: 4101250235
紀伊國屋,
Amazon,
WebCat
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カテゴリ |
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評 価 |
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コメント |
SKZ :
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伊坂くんの本との初めての出会い。洒落たセリフ回しに痺れた。ミステリー要素なんてどうでもよかった、と。
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crystal :
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著者の他の作品から感じる「軽やかさ」が前面に表現されている。ミステリーと言うよりは、現代のジュブナイル小説とでも言うべきか。
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Tambourine :
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ぶつ切りのエピソードが一つのストーリーを展開していく様子はなかなか感じがよくて、序盤は村上春樹の「風の歌を聴け」みたいだなーと思いながら気持ちよく読んでいたんですけど、途中からミステリー風になってきます。
とはいうものの、これはミステリーではないですね。ミステリーというにはあまりにも謎解き部分がお粗末です。作者の書きたいものはどうもそこにはないようです。心の闇を抱えた家族の物語が、主眼ですな。
軽妙な語り口で、かつ読ませるだけの筆力はあるので楽しく読了しました・・・が、結局、最後まで読んでみると、どうもテーマとこのスタイルがうまくかみ合ってないような機がします。ちぐはぐな印象が・・・結局、小さな話を積み重ねる形を取りながら、話が最後はまっすぐに真っ当な、臭わされてたものがモロにそのまま突き進むようなところへ行き着いちゃいます。
うーん、筆力は評価だけど、この設定でこの結論へ行って、それで何が現れるのか。75点というところですかね。
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unbobo :
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(お気に入りフレーズ)
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ。重いものを背負いながら、タップを踏むように。」
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権太の既読 :
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積読本。2008/1/5~1/11.
ここのところ話題になっていた伊坂作品をはじめて読んだが、その評価もうなずけるものであった。泉水、春の兄弟を中心に魅力的なキャラクターの軽妙洒脱な会話と独特の世界感。文章も非常に読ませるし、印象的な台詞、シーンの効果的な繰り返し。かなりの筆力である。普通ならそこで終わりそうなところでの、最後のエピソード。これがあるから、この作品の価値がさらに一段階上がっているような気がする。今後も読み続けたい作家である。
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oi読書倶楽部 :
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もりや☆
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最終更新 : 2011-02-08 00:59:52 +0900
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