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続・ウィーン愛憎―ヨーロッパ、家族、そして私 (中公新書)
中島 義道
中央公論新社
ISBN: 4121017706
紀伊國屋
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佐間瀬友霧 :
『うるさい日本の私』『孤独について』などの著作で、その性、狷介にして自らを恃むところ頗る篤い人物であるのを、これでもかというくらい喧伝しているこの著者だが、本エッセイにおいては、今日の礼儀を失ったウィーン人の傍若無人ぶりにいつもの「狂人」の席を譲っている―――家族との常軌を逸した確執を除いて。"ものは豊かになり、人は粗暴になる"のくだりなどは、ウィーンだけには古き良きヨーロッパの風習が残っている、という一般の認識を大きく覆す実態が描かれていて、ショッキングですらある(老人に席を譲らない若者 など)。 逆に、変わることの無いかのハプスブルグ帝国の官僚的横柄さ、つまり制度の能率の悪さ、などについても怒りをこめて語っていて面白い。実際に体験すればさぞかしカルチャー・ショックを受けることであろう(微苦笑)。 前作(続・ではない方)を読んだ方でも、この14年ぶりの続編における、ウィーン大学内でのヤパノロギー(日本学)の異常な人気・彼らのヨーロッパ中心主義に対する過度な「反省」具合の著者の観察記の部分は、興味を持って読むことができると思われる。
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最終
更新
: 2011-04-22 07:04:45 +0900
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