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「モナ・リザ」ミステリー
北川 健次
新潮社
ISBN: 410472601X
紀伊國屋
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評 価
コメント
あまやん :
名画「モナ・リザ」。物心ついたときすでにそれは絶対的な「美」として僕らの目の前にあった。しかし、それを「きれいな女の人の絵」以外の視点で捉えようとした人はどれほどいただろう。 この本を読んでからというもの、「モナ・リザ」が怖くてしょうがない。 筆者はまず夏目漱石の名作を引用しながら、教科書サイズに印刷されたそれからはわからない、生の「モナ・リザ」に漂う不気味な側面を次々と挙げていく。 続いてレオナルド・ダ・ビンチの屈折した生い立ちに触れつつ、今度はなんと「酒鬼薔薇事件」と彼の共通点を列挙、挙句の果てに「ダ・ビンチは性同一性障害だった」などというトンデモな説を打ち立ててしまう。 これだけだと崇高なネタ本という見方もできるだろうが、これまたすごいことに筆者は実際に現地へ赴き、過去の文献や自らの人脈といったあらゆる手段を駆使してその説を裏付けてしまうのだ。 文章を追っていくごとに、ダ・ビンチその人が、大小さまざまなコンプレックスを美術へと昇華させていく過程が浮かび上がる。 とにかく一度表紙を開いたら最後まで目が話せない展開。
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あまやん
最終
更新
: 2007-01-22 13:35:57 +0900
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