> 一九五〇年代では、二〇代女性の三三人に一人が私娼街の慰安婦であり、一九六〇年代では、一二人に一人がそうでした。実に少なからぬ比率であったと言えます。
> 要約します。一九七〇年代まで慰安婦の実情をよく知る人たちが多数生きていたときには、慰安婦問題は提起されませんでしたが、時が四〇年以上も過ぎ、もうそういう人たちがいなくなってその記憶が薄れて来るや、架空の新たな記憶が作られ、慰安婦問題が登場したのです。解放後の四五年は、韓国人の頭に慰安婦に関する新たな記憶が作られるのに必要な時間だったのです。
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