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銀河のワールドカップ
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著者: |
川端 裕人 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/10/4読了。川端裕人といい、「龍時」の野沢尚といい、どうもサッカーを書かせると作風が違う。夢のような物語が、とんでもない熱量で書き込まれて、ぐいぐい引っ張られる。作中に「サッカーだけは実力差を圧縮する」と指摘があるが、年齢差だとか、何もかもを圧縮して、誰もを自分のこととして夢中にさせてしまうスポーツなのかと思わされた。しかし本作の終りに唸るほどに、では「龍時」はどう完結するはずだったのか、それが知りたくもなる。 |
関連本棚: |
にしむら
walrus
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目薬αで殺菌します (講談社ノベルス)
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著者: |
森 博嗣 |
出版社: |
講談社 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/9/15読了。Gシリーズは本当に分かりにくいけど、理由は作者が話の主軸をぼかしてるからだと思う。主役は?どれが本筋の出来事?どれが伏線?どれが単なるエピソード?この巻の言葉でいえば「零れ落ちて」きた出来事を、赤柳視点で、あるいは加部谷視点で淡々と記録する形式で、逆に主観をぼかし、ピントを合わなくしている気がする。終盤まで、またXシリーズと絡み合うまで、付き合うしかないんだろうな。 |
関連本棚: |
とむ
walrus
Google Booksになかった本
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反乱のボヤージュ (集英社文庫)
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著者: |
野沢 尚 |
出版社: |
集英社 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/8/13読了。野沢尚という作家はひどい。きっと30分のドラマで視聴者を泣かせていた頃に磨かれた手腕を、余すところなく小説でもふるっている。あざといほどに、のどを詰まらせる。もっと書き続け、多産の作家になってほしかった。 |
関連本棚: |
OG3
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さをり
walrus
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ララピポ (幻冬舎文庫)
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著者: |
奥田 英朗 |
出版社: |
幻冬舎 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/8/11読了。奥田英朗は相変わらず片端から堕としていくなぁ。連作・群像小説型「最悪」な感じ。でも、堕としていくんだけど、登場人物たちはそれを憂うでも悩むでもなく、おかしな表現だけどそれなりに「まっすぐ」生きてたりして、ぜんぜん暗さを感じさせない。相変わらず、独特の酩酊感がある。 |
関連本棚: |
OKETA
UNO
彩 2009
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黒須
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二〇〇二年のスロウ・ボート (文春文庫 (ふ25-1))
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著者: |
古川 日出男 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
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カテゴリ: |
既読
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コメント: |
2008/8/10読了。あとがきで記されているように、「中国行の...」のリミックスで、最初に「世界を終り」を見せつつ、「ねじまき鳥...」も分かりやすく挿入されているけど、奇数章にはむしろ「羊をめぐる...」を感じる。そしてあとがきは「ハードボイルド・ワンダーランド」。だけど確かに、これは「サウンドトラック」を書いた古川日出男の小説になっている。この人、奇人だなぁ。夕食に出る時に、ベルガも買ってこよう。 |
関連本棚: |
walrus
musao3
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