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薩南示現流 (文春文庫)
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著者: |
津本 陽 |
出版社: |
文藝春秋 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
幕末動乱期に勇猛として恐れられた示現流の創始者、東郷重位の生き様が力強く伝わってくる。彼の太刀風が私の頬を擦る、そういう感覚にとらわれる。4つの短編はそれぞれが長編になり得る秀作であるが、特に示現流達人の明治以降の生き様が感じられる最後の2篇は、現代であっても人間として強く生きるためには何が必要なのかを教えてくれる気がした。 |
関連本棚: |
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スパイズ・ライフ〈上〉 (新潮文庫)
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著者: |
ヘンリー ポーター |
出版社: |
新潮社 |
評価: |
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カテゴリ: |
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コメント: |
「スパイズ・ライフ」は元英国の諜報員である国連職員が主人公で、自ら遭遇した国連機事故と親友の死、かつての東欧での戦争犯罪人を巡る陰謀、かつての恋人と息子、そして各国諜報部を震撼させるネットにばらまかれた暗号とメッセージといういくつもの謎を、自ら諜報員時代に受けたトラウマと格闘しながら解き明かして行く。衝撃的な飛行機事故の幕開けからクライマックスの宿敵との対決まで一気に読ませるのは、プロットが練り上げられているだけではなく、登場人物の描写が非常に良く出来ており、魅力的なキャラクターが多いからだろう。最近の作品の中ではとても良く出来ていると思う。 |
関連本棚: |
whitebug
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