hondana.org
本を探す

 


Scrapbox
書籍追加 | 本棚情報変更 | 名前変更/本棚削除 | ヘルプ | ランダム

Fms
「パチンコ依存症」からの脱却―パチンコへの誤解と恐ろしい病にあなたは蝕まれている!
「パチンコ依存症」からの脱却―パチンコへの誤解と恐ろしい病にあなたは蝕まれている!
著者: 伊藤 耕源
出版社: すばる舎
評価: ★★★★
カテゴリ: 社会 病理
コメント:  この本は,「パチンコを辞められない」というのもアルコールやタバコ・薬物等の依存症と同様病気であるという前提のもとに,まず「パチンコを確率論的に論じ,『勝てる』という幻想を正し」,次に「パチンカーの心理を理解し,ギャンブルと人生の関わりを再考させ」,最後に「依存症から脱却するための具体的なプログラムを呈示する」ものである。内容は大真面目だか説教臭くはない。読んだヒトがパチンコを辞める気になるかどうかは分からないが,少なくともアホな幻想からは解放されるのではなかろうか。<BR>  あ,そうそうそれを書いておかねばな。オレ自身はもう8,9年前,「ハネモノ」が消え「CR機」というのがお目見えしたころにパチンコはやめてしまった。本書によればお客のほとんどが「パチンコはギャンブルだ」と認識しているそうだが,オレはそう思えなくなったのでやめたのである。ギャンブルっつうのはもう少し勝てる確率が高いものを言うんだってば。オレの考えではあれはまさしく「遊技」であって,「遊技料」を払ってチンチンジャラジャラさせてもらうだけのものになっちまったのだ。<BR>  ではやめたワタシがなんでこんな本を買ったかというと,ひょんなことからこの本を紹介したウェブページを見つけて興味を持ったからなのね。この本では1998年7月に,日本テレビが制作・放送した「実録180日・見たぞ驚異のパチプロ軍団」という番組を「パチンコには勝てる方法があるという誤解を助長するヤラセ番組」として糾弾しているのだが,ウェブページには作者が日本テレビに内部調査を要求した,その後日談が掲載されているんである。いやいや,日本テレビはもっと真摯な態度で応えて欲しいもんである。こんな番組作ってる局の番組で「パチンコ屋の駐車場で子供が熱射病」つうニュースに眉を顰めて見せるなんて,偽善もいいとこやないですかサクライさん。
関連本棚:
Fms